守護神

The Guardian　(2006／アメリカ）【劇場公開】

監督：アンドリュー・デイヴィス
出演：ケビン・コスナー／アシュトン・カッチャー／ニール・マクドノー／メリッサ・サージミラー／クランシー・ブラウン／セラ・ウォード

海難レスキューをめざす若者と伝説のベテランレスキュー・スイマー。
二人の男の栄光と苦悩、そして堅い絆を描いた物語。

●ストーリー●
任務中に大切な相棒を失い、心と身体に深い傷を負ったベテランのレスキュースイマー、ベン・ランドール（ケビン・コスナー）は、レスキュー隊員のエリートを育成するスクールの教官に赴任することになった。彼は訓練生の1人で、高校の水泳チャンピオンだった経験を持つジェイク・フィッシャー（アシュトン・カッチャー）に興味を示す。・・・

「海猿」よりよかったな^^)ゞ
期待せずに観たのがよかったのか、最後は感動しましたねー。
邦題は野球のクローザー（抑え投手）を連想するのですが、大きい意味があったのですね。なるほど・・・
死んでも救う。頼もしい男たちです。


冒頭、荒れ狂う夜の海を救出するシーンは、迫力があります。
腱がきれても手をはなさなかったという伝説のレスキュー・スイマー=ベン・ランドール（ケビン・コスナー）は引退もせず、家庭も顧みず（離婚の危機）、がむしゃらにがんばってきた。
だが救助中、仲間を失う。このことが彼の中でこの先、トラウマとなるのだ。
休憩をかねて養成学校の教官として新人を教えることに。


そこで出会うのが飛び抜けた能力を発揮するジェイク（アシュトン・カッチャー）。
水泳の元高校チャンピオンだった彼は、ベンの記録を打ち破ると強気な発言。
ジェイクに挑発されたのか、ベンはスパルタ訓練で他の教官もやりすきではないかと思うほど熱い教え方。
低体温症を体験する訓練はびっくり。

過酷な自然状況の中で人間を救うのは生身の人間。
助けるときでも、優先順位があるし、やもなく諦めることもある。
強靭な肉体とそして精神力。死んでも救うのがレスキュー・スイマーの宿命。
このお仕事に従事する方たち、頭が下がります。

実はジェイクには過去に事故で自分だけが生き残ったことに罪悪感を持っている。
同じ境遇の二人は固い信頼で結ばれる。
ベンの支えもあり、ジェイクは見事レスキュー・スイマーになる。

だが思いもかけない激しい現実が二人を襲うのですが、ここからがほんとのドラマのはじまりでしたね！
前置きが長かったですよ（苦笑）
訓練シーンの長さやジェイクと女性との絡み、バーで喧嘩するシーンがいらない気も・・・

「海猿」でも手と手をにぎりあうところがありますが、今回もラストに重要なシーンとしてでてきますよ。力が入りました！


ケビン・コスナーとアシュトン・カッチャー、新旧男前対決でした（笑）
海猿の伊藤英明もそうだったけど、救助ものの主演俳優はまず精悍であること。
アシュトン・カッチャー、はまっています。
アシュトンがはじめて救助に向かい、海に着水するシーンは凛々しくてかっこいい！
それと渋さが光るケビン・コスナー、よかったですよ。復活ですかね。

大きいスクリーンで観ると、見応えがあります！
エンドクレジットで流れた曲も効果的。

★★★★（5段階☆は0.5）

「守護神」公式サイト

ブログ王ランキング