仕事が忙しくてブログの更新が出来ない。土日も仕事を持ち帰る始末。帰宅後も何かしら仕事のことを考えている。それが苦痛ではないのでストレスは溜まらない。しかし、大好きな小説を読めない日々が続いており、それが悔しい。
唯一の気分転換として、先日、「フランス映画祭２０１８」にも出かけて行き、２作品観てきた。その感想をこれまでは毎年のように書いてきたが、今回はスルーした。とても良い作品だったが、映画評は頭の中に出来上がっているのだが、書いていない。近いうちに書いてみたいが、、、。
その他の気分転換は、帰宅後、食事を摂りながら、録画しているドラマや映画などを観ていることかな、、。土日の食事後に固めて鑑賞することが多い。「ブラックペアン」は面白かった。最終回がイマイチだったが、全体的には良かった。ヒール役として登場した小泉孝太郎を高く評価したい。あのような役作りは、案外難しいのではないだろうか？善と悪の狭間で揺れ動き、ヒール役（或いは汚れ役）として、フラジャイルな雰囲気を醸し出す、彼の演技は面白かった。どうしても、弟の小泉進次郎が注目されるが、僕には孝太郎の演技を追いかけていた方が楽しい。世間では、小泉進次郎への期待値が高いようだが、あれはダメだ。直ぐにメッキが剥げるだろう。大衆受けする発言が多いが、ほとんど中身がない。たぶん、誰かのパペットだろう。
朝ドラ「半分、青い。」も最初は面白かったが、もう、全然ダメかもしれない。時間軸が飛び過ぎて、登場人物が何度も入れ替わる。視聴者が感情移入している暇がないのである。
何が言いたいのだろうか、、、？恐らく、そこそこ才能のある女の子が、仕事で大きく挫折して、幼馴染とも別れてしまい、落ち込んでいく。でも、何故か衝撃的に結婚して、、、それなりに生きていく、僕らの周辺にいるような女性の物語、、、であれば、そんなドラマ、どうでもいい。トレンディ俳優をはべらせ、視聴率をあげることに懸命。そのような姿勢には、ウンザリする。
「西郷どん」、このドラマ内での西郷は、現代人、特に僕のようなサラリーマンの目線からは、組織のはみ出し者、上司に逆らう男にしか見えない。あのような態度をとれば社長（島津久光）も激怒して左遷（島流し）にするだろう！だから、最近、かなり醒めて観ている。どこかで涙を流させようと、、そのようなアプローチにもウンザリしている。僕の故郷鹿児島では西郷人気は圧倒的であり、大久保の影は薄いから、こうなるのだろう。
だが、彼をいつも助けるのは大久保利通である。僕はやはり大久保利通の生き様が気になる。
気になるのは西郷が陽を浴びていた時、大久保は下積みの仕事を行っていた。彼は何をしていたのか？そこが知りたい。そして、自分の知恵で這い上がってポジションを得た。更に、西郷が逆境にあった時、大久保が常に走り回り、西郷を助けた。欧州へ行き、何かに覚醒したハズだ。もし、大久保が紀尾井坂で暗殺されなければ、、、日本の形も大きく変わっていただろうに、、、悔やまれる。
数十年後、もし、大河ドラマというものが残っていたら、是非、「大久保どん」にして欲しいものだ。幼年期、青年期より、明治維新の後の大久保の姿を知りたい。
”大隈重信は、大久保を「維新時代唯一の大政治家」と評し、意思の堅固と冷静で決断力に富んでいる点を挙げている。さらに同じく維新の三傑の一人木戸孝允とともに「維新時代の二大英傑」と評している（大隈は西郷を評価していなかった）” そうだ。鋭いな！
鹿児島県人は、、と言うと語弊があるが、僕のような鹿児島生まれの人間は、直ぐに”情”に流される。だから、あったかい西郷さんが好きなのだ。それはどうしようもない。しかし、社会で揉まれ、時が経っていくと、やはり凄い人物にであう。本当にスゴイ人は、基本的には人間性豊かな人間なのだが、頭脳明晰で行動力があり、しかも優しい人間なのだ。優しくてあったかい人。でも、ゴールが優しくてあったかい人ではなく、仕事の多くの嫌なことを乗り越え、人格が形成されているわけで、その豊かな人格が大前提となり、仕事をバリバリこなしているのである。
西郷は西南の役で”情”に負けた可能性がある。たぶん、あの時代に生きていたら、僕も西郷の後をついていっただろう。しかし、今の時代、それではイケナイのである。「西郷どん」を観ながら「大久保どん」のことばかり考えている僕がいる。 明日もそんな感じて観てしまうだろうな、きっと。
来週からは、ブログ、なるべく書いていきたい。ぺこり。
