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鎌田システム(9/23日本対アメリカ)

2022-09-25 13:27:03 | ワールドサッカー
一昨日の日本代表の親善試合アメリカ代表戦は、2-0で日本の勝利に終わりました。このゲームは日本が立てていたゲームプランが上手く行った勝利に思えます。アメリカは4-3-3の布陣で、4番をアンカーに置いて、サイドのマッケニー(8番)、デラトーレ(14番)に回してから両ウイングのレイナ、アーロンソンを使ってくる狙いで、右SBデストを走らせるなど身体能力が高いところは見せてきました。

日本が狙っていたのは、3枚のMFのパス交換のところでした。いきなり、伊東純也が高い位置で奪ってスピードを生かしてチャンスを作ると、日本の得意とする高い位置からのプレスがうまく機能し、ボランチの守田、遠藤航のところでボールを奪うことができていました。時には外されて速攻を受けることもありましたが、前で取ってのショートカウンターは相手にとって脅威でした。

先制点は日本に入りました。これも高い位置からの回収で、ボールをつなぐ日本らしい攻めで、守田のパスからファーサイドにいた鎌田のシュートが相手GKターナーを破ります。鎌田がオフサイドかどうかでVARになりましたが、検証の結果オフサイドではないことになり、ゴールが認められました。日本は点にこそならなかったものの、数多くのCKを取るなど、押し気味に前半を進めました。

戦術的なことを言えば、この日の日本は前の形の4-2-3-1に戻す選択をしました。この狙いは、現在ドイツで好調を維持している鎌田が最も生きるポジションがトップ下だからでしょう。いわば「鎌田システム」ですが、鎌田がセカンドストライカー的に前に絡んでいくプレーが、この日はよく見られました。サイドからのクロスもよく入っていました。

後半、日本は酒井宏樹、GK権田を下げて、伊藤洋樹、シュミット・ダニエルを入れてきます。この試合はあくまで親善試合なので、いろんな形を試しながら勝利を目指す試合です。特に森保監督の意図を感じたのが、伊東純也、久保建英を下げて堂安律、三笘薫を入れた采配で、日本はサイドのウイングには自信がある意図です。

その三笘が2点目を決めました。得意なドリブルから、うまく相手DFを引き付けてGKの視界が陰になるところを狙いました。三笘については、ブラジルもスピード型ミリトンを三笘対応にするなど意識している様子で、彼をうまく生かすことでゲームを優位に運べればと思います。この試合はいい試合でした。次のエクアドル戦も、そうした意図が見える試合にして欲しいものです。

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