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流通経済大柏対矢板中央

2018-01-06 22:07:30 | 高校サッカー
高校サッカー準決勝、流通経済大柏(以下流経柏)対矢板中央を埼玉スタジアムで生観戦していました。私は、高校サッカーのようにどういうチームかわからないサッカーを見るときは、まずはトップ下の位置を注目します。両チームとも、トップ下は置かず、サイドハーフを置く4-4-2というオーソドックスな布陣を引いていました。

高校サッカーの場合、体力や技術に差があるケースも多々あります。そのため、1対1でどちらが勝てるかを、最初の10分で見極めてみました。パスは流経柏の方が圧倒的に回り、技術的には上とわかりますが、矢板中央もフィジカル的には十分鍛えられており、FWの望月(11番)にうまくボールを入れて個人技を生かせれば可能性はある試合でした。

前半は0-0で推移しました。この結果に不満だったのは流経柏のベンチで、今大会は5人交代枠があるとはいえ、前半でFWの近藤潤(27番)を下げて熊澤(14番)を入れてきました。意図は十分理解できます。理由は、流経柏の攻撃で、サイドハーフの菊地(10番)のキープと石川(19番)のドリブルは目立っていましたが、その攻撃にFWがあまり絡んでいなかったからです。

この試合を分けたのは、流経柏の交代策でした。まず左MFの石川を加藤(9番)に代えます。ドリブラーの石川から、クロスを上げるタイプの加藤に代えてゲームの流れを変えることを狙うと、さらにボランチの宮本(24番)を下げてサイドハーフの鬼京(7番)を入れて、サイドハーフにいた菊地をボランチに下げて勝負に出ました。

この手は危険な手でもあります。菊地からのパスで組み立てることが狙いですが、菊地は小柄なので、フィジカルの強い矢板中央のMFに徹底的に狙われるリスクもあります。しかし、それが表に出る前に流経柏にゴールが生まれました。左SB近藤立(2番)のクロスが、途中出場の加藤にうまく入り、それをダイレクトで蹴り込んで流経柏が貴重な先制点を得ます。

こうなれば、チームの力としては上の流経柏はボールをつないで時間を使うことができます。縦に蹴ってチャンスをうかがった矢板中央の攻めをうまくいなして、流経柏が1-0でこの試合を勝利することができました。前半で点が入らなかったことなど、課題は出た試合ですが、菊地のテクニックは見どころだと理解できました。

上田西対前橋育英については、明日書きます。
















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