Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

高校サッカー決勝(前橋育英対流経柏)

2018-01-08 18:04:15 | 高校サッカー
全国高校サッカー選手権決勝、前橋育英対流通経済大柏(以下流経柏)をテレビで見ていました。準決勝の内容を見ると、圧勝した前橋育英は自分たちの長所を出そうとしてよいですが、辛勝だった流経柏は何らかの相手対策を打ってくるのではと予想できました。

試合は本当にそういう展開になりました。流経柏が、今大会初先発の三本木(20番)をボランチで起用し、相手FW飯島(10番)にマンツーマンで付けてくるという守備的な作戦を採ったからです。上田西戦では個人技で振り切れた前橋育英のFW陣も、流経柏のDF陣が守りに徹してくるとなかなかマークを振り切れずに苦しみました。

流経柏は、普段は前からプレスをかけてくるチームと聞きます。しかし、この試合では攻撃的MFの石川を外してボランチの三本木を起用しているので、前が菊地、安城、熊澤の3枚しかおらず、前に人数をかけるいつものプレッシングサッカーは難しかったです。それでも、その3枚で攻撃を機能させられれば勝つ可能性も出ますが、この日はキーマンのトップ下菊地が、相手の圧力の前にほとんど機能させてもらえませんでした。

対する前橋育英も、飯島が三本木のマンマークで消されてしまいました。この試合は「守り合い」で展開します。前半終了間際に、三本木のクリアミスを拾った飯島がフリーになるチャンスがありましたが、シュートは無情にもポストを叩き、0-0で前半を折り返します。0-0が長く続いたことで、流経柏のベンチはチャンスと見て、加藤、石川と攻撃的な交代策を打ち、菊地をボランチに回す勝負手を打ってきます。

しかし、それでもボールを回す時間が長かったのは前橋育英でした。五十嵐のシュートがバーを叩く2度目の不運もあり、クロスから混戦になって3度シュートを放つも、流経柏の全員守備に跳ね返される苦しい展開が続きました。流経柏としては、延長戦も視野に入れて、確実に0-0で90分を終わらせる考えが出始める頃です。

そんな試合は、三本木の守備に消されていた飯島のシュートが動かしました。シュートそのものは、三本木が体でブロックしましたが、それをFWの榎本が詰めて押し込み、試合は1-0で前橋育英の勝利に終わりました。結果的には、持ち味の攻撃サッカーを貫いた前橋育英に、栄冠はやってきました。高校生レベルとしては完成されている、そんな思いでこの優勝を見ています。

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« マルティノス、武富、浦和完... | トップ | 那須大亮、神戸完全移籍 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

高校サッカー」カテゴリの最新記事