
よく、浦和に加入した外国人選手が、浦和のサポーターに驚くと聞きます。事実、フランスのサッカー雑誌が選ぶ、世界のサポーターランキングで浦和レッズは9位にランクインしたこともあります。しかし、そのサポーターがどこまで効いているかはなかなか表に出ることは少なく、中にはガンバ大阪や鹿島アントラーズのように全く効かない相手もいます。
今回ネタにする2008年のACL準々決勝、アル・カディシア(クウェート)戦は、明確にサポーターが勝たせたと断言できる例です。当時、浦和はアウェイの第1戦を2-3で敗れていましたが、ホームアンドアウエーの場合アウェイの2-3の負けはそんなに悪い結果ではなく、ホームで1-0、2-1の勝利なら勝ち抜ける条件だからです。アル・カディシアのホームスタジアムは駒場スタジアムくらいの大きさで、埼スタの巨大さに驚いた様子が見られました。
アル・カディシアの選手たちは、埼スタの巨大なバックスタンドを見て、「これがW杯準決勝の会場だよ」と親戚縁者に自慢するためか、選手たちで埼スタのバックスタンドをコンパクトデジカメで写真に撮っていました。これを見て、サポーター的に思うのは「このバックスタンドから一斉にブーイングを浴びせれば効果があるだろうな」でした。
また、アル・カディシアは戦術的にもバランスが悪い相手でした。4バックのつもりだったようですが、左SBの位置が高すぎて守備が間に合わず、右SBも内に絞っていないので、中央の広大なスペースをCB2枚だけで守らないといけない状況でした。そのため、この年は動きが少なく機能しないと言われていた、ターゲットマンの高原とエジミウソンの2トップで攻略しやすい相手でした。
ブーイングは確実に効きました。アル・カディシアのGKが明らかにブーイングを嫌がって、ゴールキックの際に耳をふさいで蹴ったほどでした。ミスキックもしています。これならば勝てると感じた通り、浦和は2-0でこのゲームを勝ち切り、準決勝進出を決めました。どうやら、相手が田舎のチームで、大観衆に慣れていなければ、浦和の大サポーターは効くようだと感じます。
結果的に、この年のACLは準決勝でガンバ大阪に敗れ、タイトルにはつながらない勝利でした。それでも、これだけサポーターの威力がはまった試合はサポーター的に快感です。先日のACL準決勝の全北戦のPK戦がそれに近いものがあるかなとも思いますが、長く試合を見てくると、こういう試合も思い出します。
今回ネタにする2008年のACL準々決勝、アル・カディシア(クウェート)戦は、明確にサポーターが勝たせたと断言できる例です。当時、浦和はアウェイの第1戦を2-3で敗れていましたが、ホームアンドアウエーの場合アウェイの2-3の負けはそんなに悪い結果ではなく、ホームで1-0、2-1の勝利なら勝ち抜ける条件だからです。アル・カディシアのホームスタジアムは駒場スタジアムくらいの大きさで、埼スタの巨大さに驚いた様子が見られました。
アル・カディシアの選手たちは、埼スタの巨大なバックスタンドを見て、「これがW杯準決勝の会場だよ」と親戚縁者に自慢するためか、選手たちで埼スタのバックスタンドをコンパクトデジカメで写真に撮っていました。これを見て、サポーター的に思うのは「このバックスタンドから一斉にブーイングを浴びせれば効果があるだろうな」でした。
また、アル・カディシアは戦術的にもバランスが悪い相手でした。4バックのつもりだったようですが、左SBの位置が高すぎて守備が間に合わず、右SBも内に絞っていないので、中央の広大なスペースをCB2枚だけで守らないといけない状況でした。そのため、この年は動きが少なく機能しないと言われていた、ターゲットマンの高原とエジミウソンの2トップで攻略しやすい相手でした。
ブーイングは確実に効きました。アル・カディシアのGKが明らかにブーイングを嫌がって、ゴールキックの際に耳をふさいで蹴ったほどでした。ミスキックもしています。これならば勝てると感じた通り、浦和は2-0でこのゲームを勝ち切り、準決勝進出を決めました。どうやら、相手が田舎のチームで、大観衆に慣れていなければ、浦和の大サポーターは効くようだと感じます。
結果的に、この年のACLは準決勝でガンバ大阪に敗れ、タイトルにはつながらない勝利でした。それでも、これだけサポーターの威力がはまった試合はサポーター的に快感です。先日のACL準決勝の全北戦のPK戦がそれに近いものがあるかなとも思いますが、長く試合を見てくると、こういう試合も思い出します。