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一つのプレーで(11/20浦和対G大阪)

2010-11-20 21:36:11 | 浦和レッズ
前半戦、浦和は押し込まれクリアで逃げざるを得ない展開を予想していました。しかし、実際は浦和がボール支配率で上回り、押し気味に試合を運びました。理由として考えられるのはポンテの復帰で、これまでの浦和は攻撃的MFにサイドアタッカータイプを並べていて単調になりがちなところを、ポンテがアクセントをつけたと思われます。

ポンテは運動量は全盛期よりは落ちていますが、それでもボールタッチ数は多く、ここに行けばボールを「交通整理」できるというポイントを理解していると思います。浦和の敗因はこの前半を無得点で終わったことです。相手がベンチにも強力な駒を置けるG大阪であることを考えると、総力戦では当然不利で、先発メンバーが元気なうちに点を取っておく必要がありました。

また、G大阪も無理して前に出てきませんでした。宇佐美のドリブルは切れていましたが、基本は慎重策で、浦和に攻めさせて総力戦に持ち込める後半に、ベンチの強力な駒を切って勝負という意図だったと思います。それはG大阪の選手交代が、3人とも攻撃の選手だったところに現れています。さすが西野監督、強気だなと感心したくらいです。

それでも、後半の浦和の入り方は悪くありませんでしたが、遠藤の走り込みに誰もついていなかったワンプレーで全て狂いました。この遠藤のゴールで失点すると、あとはG大阪が面白いように長い距離を独走するプレーが目立ち、山岸のファインセーブがなければ0-4くらいで負けていた(結果は0-2)試合になってしまいました。

負けてみて、振り返ると、残念ながらこの両チームには総合力で差がありました。浦和のセットプレーは全く入る気がしませんが、G大阪の遠藤のCK、FKはだいたい誰かの頭に合っています。長身でセットプレーに強い選手が浦和にはいないという意味で、長年浦和が抱えてきた構造的欠点ですが、一時闘莉王の加入で克服した時期がありました。

その闘莉王が抜けた今、G大阪に対して優位に立っているポイントはないのではと、レッズサポでありながらシビアに見てしまいます。若手が育ってきているところくらいではと思いますが、その若手もG大阪相手に結果を出すことはできませんでした。これは相当時間がかかるかもしれない、そんな気持ちになりました。
コメント
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