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オシムの言葉(書籍)

2006-08-17 20:37:56 | ワールドサッカー
オシム監督の代表監督就任で、にわかに注目を集めたこの本ですが、一番驚いたフレーズは、民族紛争の激しかった旧ユーゴで、「オシム監督は全共和国から支持されていた」ということです。日本人の私には、旧ユーゴの民族間の感情はわかりませんが、オシム監督は全民族を公平に扱い、結果的に絶大な支持を得たのです。

また、オシム監督の奥さんが、内戦状態に置かれたサラエボで、死と隣り合わせの2年近くの歳月を送り、やっとの思いで抜け出せたというのも衝撃的でした。連絡もアマチュア無線でしか取れず、しかも必ずしもつながるとは限らない状態でした。しかし、戦争をしているはずの兵士に、オシム監督の教え子がいて、奥さんの手助けをするというあたりにも、オシム監督の人間性を感じます。

そんな壮絶な日々を送った以上、戦争のない日本のJリーグで指揮を執る日々はきっと楽しめたのではと思います。毎年主力選手を引き抜かれた当時の市原で、選手を育てながら勝利に導いたのは、「選手を信頼し、安心してリスクを冒せるようにすること」が信条だったそうです。
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