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一般向けセミナー(講演会)のお知らせ

2010-09-29 22:19:30 | インポート

僕の分子整合医学の師匠であるご両名のセミナーの案内です。

今までご案内しておりませんでしたが、一般の方が情報を得るのは大変だろうと思いますので、今後はこのようにしてご案内していこうと思います。

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まずは山田豊文 先生。久々に地元京都でセミナーを開催されます。

京都セミナー

日時:10月21日(木)14:00~16:00の2時間  
会場:杏林予防医学研究所 4Fセミナールーム

会費:2,000円

アクセス
http://www.kyorin-yobou.com/company/access.html

 

11月には今年最後のセミナーが東京で開催されます。

東京セミナー

日時:2010年11月17日(水) 14:00~16:00
会場:日本教育会館7F 707号室(新会議室)【神保町駅】

会費: \3,000円
地図:http://www.jec.or.jp/koutuu/index.html

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溝口先生からも講演の予定のお知らせがきました。

 

12月4日(土) 13:45~16:00 (開場13:00)
大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
12階・特別会議室
定員:400名(申込み先着順)/ 参加費:無料 

オーソモレキュラー.jp講演会
こころとからだの栄養 ~うつからガンまで 最新アプローチ
 [ → 詳細案内ページ ]
 [ → 案内フライヤー(PDF)]

○ 講義1『笑いと健康』(ゲスト講師:大平 哲也)
○ 講義2『脳と体を元気にする栄養療法』(講師:溝口 徹)

[主 催]
 オーソモレキュラー.jp

[申込み・問い合せ先]
 オーソモレキュラー.jp事務局(新宿溝口クリニック内)
(TEL:070-5597-2928 / FAX:03-3350-6998)

※ 溝口先生は 10/3(日)に静岡で、11/7(日)に福岡でも講演の予定です。

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お問い合わせ・参加ご希望の方はご連絡ください。

(電話でもメールでも結構ですよ)


めっきり涼しくなりました

2010-09-28 22:32:00 | インポート

山は夜になると結構冷えるようになってきました。
温かい食べ物・飲みもの が嬉しい季節ですね。

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街なかでも朝晩は随分と涼しくなってきました。
ゆっくりとお風呂に入って、湯冷めしない程度に体温を戻して ゆっくり休みましょう。
23時頃~3時頃のゴールデンタイム(成長ホルモン=修復・若返りのホルモンが出る時間帯)には しっかりと深い眠りが得られるようにするとよいですよ!

皆さん くれぐれも、お風邪などひかれませんように。


第5回分子整合医学指導者のためのセミナー

2010-09-21 12:19:00 | インポート

連休中は、理事を務めさせていただいている「YMF研究会(山田式ミネラルファスティング)」のセミナーで京都に行ってきました。

とはいえ、2日間ほぼ缶詰状態でしたので(笑)観光はほとんど出来ませんでしたが。

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皆さん真面目です。

今回は最後尾に座ってましたが、居眠りする人は誰ももいません。
最近は、対処療法だけの治療に疑問を持ち、細胞レベルで自らの機能を高めて(分子整合医学ですね。) 病気を治したり・病気にかかりにくくしたりする事にとても興味を持っている人が増えて来ましたので、 ”指導者” として患者さんに接するスタッフの皆さんにも当然気合いがはいります。

今回の特別講演は京大から京産大の総合生命科学部長に ”お引っ越し” された「永田和宏 先生」のお話でしたが、瞬きするのが勿体無いくら充実した講演でした。もう一度、生化学を1から勉強し直そう!と思いました。数年後にノーベル賞をもらっても不思議はないくらいの研究内容です。(いいお話を聞けました。)

                            

でも、夜の懇親会は.............楽しく!

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京懐石「花伝」さんで。

古い建物を残しつつ、うまくリノベートされています。(外国からのお客さんが喜びそうですね。)

 

翌、2日目 セミナー終了後に山田先生とパチリ。

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本当に優しく・熱い(笑)方です。お顔に人柄が現れていますね。

山田先生・ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。

「Think globaly, act locally.」

我々で今の日本を変えて行けるように、それぞれが意識を持って頑張りましょう!

そして、次回は3月に またお会いしましょう!

 

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追記:後日、杏林予防医学研究所からセミナー開催報告が届きました。

  ↓↓↓↓

Photo


デトックスセミナー@ANA

2010-09-12 21:28:36 | インポート

来る 9/18(土)AM11:30~PM1:30 ANAクラウンプラザホテル において
当クリニック事務長 小林みずほ がセミナーを行います。
                               

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今回のセミナーの内容は、鞍月のアロマテラピーサロン ”NOBILITA” で行っている Chico SHIGETA 氏 直伝のコーチングメソッドを

デトックスランチ・材料費・スムージーを含む内容で¥3,000!

 


SHIGETAのコーチングや商品に触れることが出来るのは、北陸では ”NOBILITA” だけです。

この機会に是非、セルフケアの方法とその基になっている理論を学んでみませんか!?

まだ席に余裕があるようですので、ご都合のつきそうな方は是非お申し込みください。


フードアレルギー検査の実際

2010-09-08 19:01:15 | インポート

さて、では検査の実際についてお話しましょう。

まず、遅延型(3型)アレルギー反応の際につくられる「IgG」という抗体価を測定する検査には健康保険の適応はありません。

このアレルギー反応が「自覚症状をほとんど伴わない」ことや、命をおびやかす病気の直接の原因にはなりにくいことからもわかる通り、保険適応の範囲から考えると明らかに ”やり過ぎ” な検査項目なのです。
ただ、アンチエイジング的な観点からは、これほど簡便に「食物との関わり方」にヒントをくれる検査は無いと言っても過言ではないでしょう。

血液は数滴あれば十分です。
通常は血糖検査に使う(指先に小さい傷を作って絞り出す)方法でも可能なのですが、十分な量が確保出来ない場合や・消毒剤や手の汚れなどが検査に影響をおよぼす可能性がある事から、僕のクリニックでは通常の採血と同じく、腕の静脈から(少しだけですよ!)ちゃんと ”採血” するようにしています。

採取した血液はアメリカの検査会社に送ります。(これが手間のかかる一つの要因です。)そして待つ事3~4週間で検査結果が帰ってきます。(場合によっては2週間もかからない事もありますが。)

で、これが僕の検査結果です。
   ↓↓↓↓↓↓↓

1

細かくて見にくいとおもいますので、かいつまんで説明します。

96種類!の食材に関して検査する事が出来るのですが、7つのブロックに分けられています。

乳製品・肉類・その他・フルーツ・魚介類・ナッツ & 穀類・野菜  です。

IgGの抗体価が高い(バーが右に伸びている)食材に対して遅延型アレルギーを起こしていることがわかります。

僕は、アーモンド・乳製品全般(カゼイン 各種チーズ 牛乳 ヨーグルトなど)・鶏卵(卵黄 卵白)・牡蠣・大豆 に強い反応が出ていました。

乳製品は ”赤ちゃん” の為のものですから、いくら栄養価が高くとも ”大人” にとってはほとんど栄養を吸収出来ない事は常日頃から皆さんにお話している通りですので、ほとんどの方に このように遅延型アレルギー(腸管での処理能力を越えた量を摂取している証拠)の反応が強く出ます。コレはある意味、予想通りでした。

大豆や卵、アーモンドに関しては(推測ですが)意識的にたくさん摂取していた経緯がありますので、タンパク源や脂質の吸収源として、偏らずに他の食材とうまく組み合わせて行く事で、カラダへの負担は大幅に軽減できそうです。

もうひとつ、不思議に感じたのですが 野菜・果物・魚介類といったカテゴリーにはほとんど遅延型アレルギーを起こすアレルゲンはありませんでした。これは先の大豆や卵のように「意識して・重点的に」摂ってはいないけれど、自然と僕がチョイスする食材(結果的に良く摂取する食材)だったということです。冒頭で「遅延型アレルギーに自覚症状はほとんど無いと」言いましたが、ひょっとするとカラダは知っているのかもしれませんね。(自分にとって処理能力の高い食材は何か?ということを。)

 

この検査結果に基づいた食事指導も行いますが(決して一生!食べられない訳ではありませんよ!)それは個別の結果に基づいて、検査された方おひとりおひとりにお話していきますね。

「We are What we eat.」

  =  僕らのカラダは僕らが食べている(食べてきた)モノで出来ている。

至極あたり前の この言葉をもとに 長きにわたって健やかな人生を送るうえで、「どのようにして色んな食材と付き合っていくか?」はとても重要な役割を果たすであろうと思うのです。

 


フードアレルギー(IgG)検査

2010-09-04 11:22:04 | インポート

今回は、今月からクリニックの新しいメニューに取り入れようと考えている「フードアレルギー検査」について、勉強してみましょう。


皆さん、「フードアレルギー」と聞くと、エビ・カニなどの甲殻類や蕎麦などによるものを想像されると思います。

Food

でも、カラダが食べ物に対して起こすアレルギー反応はそれだけではないのです。

食べ物が原因で起こるアレルギー反応には

食べた直後~1時間後までの間に じんましんやかゆみ、ひどいと気道粘膜の浮腫で呼吸困難を起こす「即時型」と呼ばれるものと、

食べてから6~24時間後にゆっくり身体に炎症を起こす「遅延型」のものがあります。(即時型は1型・遅延型は3型のアレルギー反応です。)

先ほど述べたエビ・カニや蕎麦のアレルギーは即時型(1型アレルギー)です。これは、食べた食材が身体に合わないと認識すると、「IgE」という抗体が出て来てその食材を排除しようとして身体に働きかけ、「ヒスタミン」という物質を分泌させることによる反応です。(かゆい・腫れるetc.)
食べてすぐに、とてもわかりやすい症状が出るので、誰でも気づくことが出来ます。

もうひとつの「遅延型」のアレルギー反応は「IgG」という抗体が関わるのですが、この時にはヒスタミンは分泌されません。(ですので、かゆみや腫れといった症状は出ません。)

遅延型アレルギーについて、もう少し詳しく説明しましょう。

ある人にとって、特定の食材を ”腸管の処理能力” を越えて摂り続けた場合、腸管(小腸)が目詰まりを起こしてしまいます。そうすると身体がIgGという抗体を作って強制的に腸管を掃除しようとします。これが食材による遅延型アレルギーの正体です。

IgGは問題となる食材と結びついて腸管(小腸)粘膜に ”長期間” に渡って・かなり ”強い炎症反応” を起こします。(1型よりも激しいのです。)ただ、小腸の炎症反応は ほとんど自覚することが出来ません。ですから、僕たちは普段この遅延型アレルギーに全く気づかずに生活している訳です。

 

それでは、腸管で遅延型アレルギー反応が起こると どのような問題が発生するのでしょうか?

実は............

1)本来小腸で吸収されるべき「栄養」が吸収されない。

2)腸管粘膜で炎症が起こることによって、莫大なエネルギーが無駄遣いされてしまう。

3)炎症が起こって静まる過程で「活性酸素」が大量に発生してしまう。

これらの結果、免疫低下・便秘・下痢・偏頭痛・めまい・肌荒れetc.様々な症状が現れます。
こまった事に、これらの症状は普通、食べ物が原因で起こっているとは考えられにくい事です。

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アトピー性皮膚炎を例に挙げて考えてみましょう。皆さん 食べ物とのミスマッチには比較的すぐに目が行くのですが、一般的な「フードアレルギー検査」は ”IgE” の引き起こす ”即時型” のものしか調べられていません。

当然、即時型アレルギーはヒスタミンを発生して皮膚のかゆみや炎症を起こしますから、アトピー性皮膚炎には良くない反応です。

しかし、アトピー性皮膚炎の根治的治療において重要なポイントは ”IgG” が引き起こしている ”遅延型” アレルギーについて目を向け、「皮膚の機能をちゃんと回復させる」のを邪魔している食材を見つけることにあるのではないかと僕は思っています。(炎症をおさえこむだけの対処療法には必要のない検査なのかもしれませんが。)

また、アンチエイジングという観点からも 老化現象や老化に伴う様々な疾患(心臓病・関節炎・不眠・頭痛・うつ・腸炎etc.)の原因にも関わって来る重要なアレルギー反応です。

長い人生、”相性の悪い” 食材との付き合い方を考えていくうえでとても役に立つ検査でもあります。

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ついつい、僕は書き出すと長くなってしまいますので.......

検査の詳細について & 僕自身のデータ(誰も興味ないかもしれませんが)については、また次回に。。。。