今朝は、いつものように遅刻しそうになりながら--といってもフレックスタイムの弊社、「遅刻」という概念が薄れている--よっこらしょ、っとばかりに乗換駅でだーっと空いたところに腰掛けると、真正面にお歳のいった御夫婦が立つ、しかし奥さんの方は猫背になりつつもカラダ全体に力が入っているようでどうにもしんどそう、席を譲るとお礼を言われつつ、座るとはぁはぁぜいぜいしていらっしゃる。
よっぽどしんどかったのだろう、私は立って週刊新潮を読むべく老眼鏡かけたりしていたら「折角始発で座ったのに申し訳ありません」などと謝られる。にっこり笑って「大丈夫ですよ」と声をかける。
二駅ほどで譲った席の隣が空く。ご主人に「どうぞ」と話しかけるが、「次で降りますから」と辞退されるので、堂々と座る。
その通り、次の駅で降りられる。
朝から徳を積んだなぁ、と思ったのだが、しかし私の両隣は先日還暦を迎えた私よりもずーーーーーっっと若いんだよ?知らんぷりしてスマホに集中してるけど、お前ら、このご婦人がお前の母親だったら知らんぷりするのか?
立川談志みたいにシルバーシートに座っている女子高生に向かって「おれのおっかさんが座るんだから立て!」とでも啖呵切ることができたらかっこいいのだが。
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