こばさん

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ホームラン王の村田くんに、あえて苦言

2007-10-12 01:06:47 | ベイスターズ


ホークス日本一、村田のホームラン王祈願のために
この夏日本一の山に登ったわけだけど、
ホークスは無理だったが村田は見事に大願成就。
一つ叶っただけでも良しとしないといけないか。

お気に入りの選手がタイトルを獲るなんて
自分にとっては掛布以来のこと。
ルーキーのときから注目していただけに
自分の子供が大きく育ったようで、嬉しさこの上ない。

しかし、
そんなホームランキングに、あえて苦言を呈したい。
それは最終戦の第3打席と第4打席、
今シーズン最後の2つの打席について。

明らかに打つ気のない構え、ど真ん中の見逃し、
そしてボールを当てる気のないスイング。
この2打席は故意に三振をしにいっていた。
絶対にホームランを打ちたくないという思いで。

気持ちは分かる。
ホームラン王を争っていたガイエルに、
ベイスターズ投手陣は勝負を避けてフォアボール。
それに対してスワローズは真っ向勝負。

村田が勝負を逃げたのは、
そんな投手陣や指示を出した首脳陣に対する怒りや
ガイエルへの気遣いからだろう。
正々堂々タイトルを獲りたかった、と。

その気持ちは分かる。
そこに男気も感じるし、
さすが自分が惚れただけの男だとも思う。
・・・しかしである。

この試合は村田のホームラン王と同時に、
チームの勝率5割もかかっていた。
最終回に粘りを見せて1点差に追いついたが
あと1本が出ず敗れて、5割死守はならなかった。

村田にホームランが出ていればもちろんのこと、
ヒットでチャンスを作っていれば状況は変わっていた。
シーズン前半の不振も加えて、5割で終わることのできなかった
A級戦犯は、村田だと言ってもいい。

ホームラン王である前に、村田はチームの4番。
4番が4番らしい働きをしないでチームの勝利はあり得ない。
なぜ自分のタイトルのことだけしか考えず
チームの勝利を考えなかったのか?

そしてこの試合は、
真のホームラン王を見るために球場に駆けつけたファンがいた。
結果を少しでも早く知りたいと注目していたファンもいた。
そのファンの気持ちを裏切ってはいないか?

鈴木健・佐々岡の引退試合でのプレーを見て、
チームを問わず村田のファンになった人も多い。
そしてオリンピックでは日本を代表して戦わなくてはならない。
村田にはもっと高いレベルでのプレーが期待されるのだ。

試合が終わった後、「タイトルを獲るのはつらい」と答えているが、
それを打破する方法は簡単。ブッちぎって1位に立てばいい。
30本台程度の争いなら敬遠合戦になるのは必然。
40本、50本で誰にも追いつけない、そんな選手になってもらいたい。

とは言え、最後の2打席だけで
それまで積み上げた36本のホームランを否定する必要はない。
まぎれもなく村田は今年のホームラン王。
村田の時代はここから作られていく。

そして来年の夏、
世界を舞台に羽ばたくことになる。
鍛えたそのパワーを世界中に見せてほしい。
・・・でもメジャーには行くな。



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