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富士山

2012-09-16 06:36:38 | Weblog
富士山が下から突き上げをくらっている。東日本大震災と余震のため、地下のマグマだまりに噴火してもおかしくないほど圧力がかかっている。

震災後に噴火しなかったのは、たまたまマグマの準備ができていなかったから、と言うから幸運に感謝するほかない。畏敬の的だった富士を権力の象徴として巧みに使ったのが、家康だ。

江戸開府早々に架けられた日本橋から眺めると、水路の奥に江戸城天守閣が天高くそびえる。そして、その左手に鎮座するのが、日本一の山。幕府の権威を霊峰が支えるがごときt都市計画だった。もっとも、この眺めは50年しか続かなかった。

大火で天守閣は焼け落ちて、再建されなかった。城より町の復興を優先したためといわれる。まこと、あっぱれな復興策だ、けれど、失態もあった。幕府は大火の直前、東インド会社から欧州製の消防車を贈られていた。

なのに、いざ火事が起きると、御家人たちは、大事な贈り物を燃やしてはならじと池に投げ入れてしまった。予想される災害に備えなければ、先人の愚行を笑えぬことになる。

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