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競売

2009-02-25 06:27:15 | Weblog
19世紀のアヘン戦争で英仏軍が北京で略奪したブロンズ像が今ごろパリで競売にかけられることになり、中国が抗議している。

何年たっても所有権は中国にあると主張している。かつて英国の大英博物館の展示品を見た作家の林芙美子が「よくもあんなに世界中から泥棒してきたものだ」と言った話がある。

エジプトなど古代文明の遺物が「英国の宝」になっているのを皮肉ったのである。戦争の混乱期に文化遺産が海外に持ち出された例はいくらもあった。

日本も例外ではない。明らかに略奪された品と判明すれば返すのが筋で、世界中で今も同じ問題がくすぶっている。

戦争で奪ったものはいくら時間がたっても略奪者のものになるわけではない。が、国家が堂々と奪ったものは、かえって弁明し易いのか自分の物だと言い続ける。

美術品も「領土」も同じだ。

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