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コメ

2011-07-05 07:43:51 | Weblog
日本のコメは、ひと夏置いたぐらいで腐るのだろうか。神社本庁が伊勢神宮から被災地支援として送られた御料米の一部を職員に配っていたという。

その理由が「梅雨のシーズンなので米がいたむ可能性があると判断した」と報じられた。「おそれもおおくも」と、時代がかった言葉は使いたくないが、伊勢神宮から預かった米を現地に届けず、一部を職員に配ったのは「おそれ」を知らぬようにさえみえる。

瑞穂(みずほ)の国、日本の原点は稲作であり、伊勢神宮は象徴である。稲は災害に遭いさえしなければ収穫は多く保存も利く。簡単に腐るようでは保存米など存在しない。それを知らないわけがない神社本庁が、何という言い訳をしたのかとの思いだ。

被災地では津波をかぶって塩害の及んだ田んぼが広がっている。どうやって塩分を除去できるのか、あるいはがれきを除くのか、今も必死の農民たちがいる。そのひとたちの苦労を思えば、仲間内で支援米「配給」などする気にはなれないはずだ。

時間の経過は日に日に被災地を思う想像力を弱くする。被災地を長く思い続ける大事さを、コメに気づかされた。

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