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イグ・ノーベル

2012-09-27 07:45:34 | Weblog
自分の声の録音を聞くというのは、妙なものだ。何か違和感に陥ることすらある。そういう人が多いのではないか、ユーモアあふれる研究に贈られるイグ・ノーベル賞に、6年連続で日本人が輝いた。

2人の若い研究者が開発したのはスピーチ・ジャマー。他人の迷惑を顧みず、演説やおしゃべりを続ける人を激治する装置だ。原理は単純。演説を、0・2秒ほど遅れでしゃべっている本人に聴かせるだけだ。

脳は、自分の声を確認しながら発話の指示を出しているから、声が微妙に遅れて届くと混乱し、うまく話せなくなる。この「視聴覚遅延フィードバック」というよく知られた現象を応用した発明品だ。

居眠りしている議員ばかり目立った民主党臨時党大会を見ていて、スピーチ・ジャマーを試したくなった。代表に再選された野田佳彦首相は「原発ゼロ社会を30年代に目指す、実現をする、ぶれない姿勢で」と強い口調で言い切った。

だが、原発ゼロとは相反する核燃料サイクル政策も、建設中の原発の工事も継続するというのが、野田政権の方針だ。よくよく、自分の言っいることに、矛盾を感じない人たちらしい。

こんな政界にこそ、スピーチ・ジャマーを導入してほしいが、この新兵器には、弱点がある。当たり前のことだが、耳栓をしている人、聞く耳持たぬ人には、何の効果もない。

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