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ウィンブルドン

2013-07-08 08:03:17 | Weblog
ウィンブルドンで連覇を狙うセリーナ・ウィリアムズさんは米国の貧しい街で育った。「だれかがその辺で銃を撃つような所でテニスを続けるのに必要なのは、集中力。私は上品なクラブで育った選手じゃないの」。

四大大会を全制覇したのは、圧倒的な力と速さに加え、逆境で鍛えられた精神力あってのこと。その31歳の女王も脱帽だ。「あの年でプレーしているなんて、考えられない」42歳のクリム伊達公子さんが、ウィンブルドンで2勝目を挙げ、テニスの聖地で3回戦に進んだ最年長の女子選手となった。

大会ホームページも「公子が歴史をつくった」と称賛した。26歳で引退し、復帰するまで12年。自分にとりテニスとは何なのか。

時間をかけて答えを見つけ、戦いに戻った強さは半端ではない。4年前のウィンブルドン復帰戦の直後にこう言っていた。「昔は勝ちにこだわってテニスがおもしろくなかった。今は楽しんでやっている」。

次の対戦相手はセリーナさんもラケットを置いたことがある。家族が銃撃で殺された失意で、外出もできなくなり、試合から遠ざかった。苦しんだ末に、気づいたという。

テニスをするのは、ただ他人を喜ばせるためではなく、自分自身のためだ。自分が心底プレーしたいと思うからこそ、復帰しょうと、本当にテニスを愛する二人の、名勝負は・・・。