「これ以上ない気分です。でも、これ以上ないくらい疲れている」。世界の頂から届いた声が、この上ない充実感を伝えていた。
三浦雄一郎さんが、80歳でのエベレスト登頂を宣言したのは、昨年10月。それから2回の心臓手術を受けた。階段を少し上っただけで、息が切れた、そのわずか半年後に標高8,848メートルにたどり着いた。
お孫さんにおじいちゃんと呼ばれるのが嫌で、スキー競技のスーパーG(スーパー大回転)をもじって「スーパーじい」と呼ばせている三浦さんは、まさしく驚異の80歳だ。
その超人がどの冒険より恐怖を感じたのが、東日本大大震災だという、東北は少年時代を過ごし、冒険の醍醐味を教えてくれた地。『私はなぜ80歳でエベレストを目指すのか』(小学館)に記した。
自分が快挙を成し遂げても被災者には(何も響かないかもしれない。遠い世界の変わり者としか思われないかもしれない・・・すべての希望がなくなり、誰も復活出来ないような漆黒の闇から這い上がること。それはエベレスト登頂よりも尊い)。
三浦さんが登頂で伝えたいのは、広い意味での冒険だという。家で打ちひしがれている人が、ちょっと外に出てみる。昨日まで通ったことのない道を、歩いてみる。
自分の世界を日々少しずつ広げてみる。<その先につながっている可能性は、何歳であろうと無限大>だと。
三浦雄一郎さんが、80歳でのエベレスト登頂を宣言したのは、昨年10月。それから2回の心臓手術を受けた。階段を少し上っただけで、息が切れた、そのわずか半年後に標高8,848メートルにたどり着いた。
お孫さんにおじいちゃんと呼ばれるのが嫌で、スキー競技のスーパーG(スーパー大回転)をもじって「スーパーじい」と呼ばせている三浦さんは、まさしく驚異の80歳だ。
その超人がどの冒険より恐怖を感じたのが、東日本大大震災だという、東北は少年時代を過ごし、冒険の醍醐味を教えてくれた地。『私はなぜ80歳でエベレストを目指すのか』(小学館)に記した。
自分が快挙を成し遂げても被災者には(何も響かないかもしれない。遠い世界の変わり者としか思われないかもしれない・・・すべての希望がなくなり、誰も復活出来ないような漆黒の闇から這い上がること。それはエベレスト登頂よりも尊い)。
三浦さんが登頂で伝えたいのは、広い意味での冒険だという。家で打ちひしがれている人が、ちょっと外に出てみる。昨日まで通ったことのない道を、歩いてみる。
自分の世界を日々少しずつ広げてみる。<その先につながっている可能性は、何歳であろうと無限大>だと。