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ミサイル

2012-04-02 08:24:53 | Weblog
飛んでくるミサイルをミサイルで撃ち落とす防衛システムは、この20数年で急速に進歩した。1991年の湾岸戦争時の迎撃率は4割だったとのデータがある。

1998年、北朝鮮が日本列島を越えるミサイルを発射したころも「ピストルの弾をピストルで撃ち落とせるか」とその難しさが表現された。最近ではイスラエルが、パレスチナ自治区ガサから発射されたロケット弾の85%を迎撃したとの報道があった。

長足の進歩だが、戦争の惨禍は迎撃できなかった残り15%にある。ミサイル攻撃にさらされる国民の恐怖は数字で表せるものではない。北朝鮮が「人工衛星」という名のミサイルを打ち上げると予告した。

迎撃力が高まっているとはいえ、隣国を巻き込む危険な火遊びには変わりない。日本の上空を通過する可能性が高く、政府がミサイル防衛の発動を検討している。無謀な行動は「破壊する」と言っておくことが重要だ。

火遊びの代償は高くつくことを示す国際圧力も必要だろう。科学技術は進歩しているのに、20年間進歩も変化もない独裁国家の思考停止は厄介なものだ。