デジカメぶらりぶらり

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ピリ辛

2010-08-14 07:06:05 | Weblog
立秋を過ぎても酷暑が続く。とても残暑見舞いの気分ではない。それでも朝晩は、わずかにしのぎやすくなった。

「辛そうで辛くない少し辛いラー油」が人気である。それになぞえると、「残暑のようで残暑でない。少し残暑の夏」か。評判の品を食べてみると、名の通り、見た目と違って辛くはないが、やがて少しの辛さが追いかけてくる。

この後味がクセモノで、暑さの折、はしが進む、そのラー油を使った食品が、消費刺激を狙って相次いで登場、と報じられた。

残暑どころか、消費戦線は底冷えが続く。外は酷暑、懐は寒風の季節である。少し辛い後味とは、うまいところに目を付けた。

食べた途端、舌に訴える味だけでなく、口の中にじんわり広がる味もある。後味も十分に楽しめてこそ、おいしさは引き立つ、当節は節約疲れで、「プチ(小さな)ぜたく」が流行とか。

ぜいたくは敵でなく素敵なはずである。小さなぜいたくが尾を引いて、世の中に活気が戻ってほしいが、肝心の旗振りが「政治家のようで政治家でない」ように映る。

せめてピリ辛の「少しは政治家」とはいかぬものか。