デジカメぶらりぶらり

デジカメのほやほやの写真をご覧下さい。

不思議

2010-03-20 07:05:31 | Weblog
不思議なことが世の中にはある。フグの毒自体も、いささか不思議である。蛇やサソリのように、外敵退治の毒ならば、なぜ腹の中にあるのだろう。

見事に敵を倒せるが、そのためには腹を食われて自分も死んでしまう。「自爆テロ」のような毒である。毒キノコもそうである。わが身を犠牲にして、毒の威力をしらせる。

加えて、毒々しい姿だから危険、というわけでもない。毒の有無は見掛けによらない。人間社会みたいである。

毒針をかざしてくる敵も怖いが、もっと始末に負えない、ぬか漬けのフグの子は、3年ほどで毒が抜けるという。そんな猛毒を消す魔法を見つけて久しいのに、またぞろカネの毒がまわる政治不信を嘆く日々である。

果たして私たちは、どこまで利口なのだろうか。そう考えると、頭の中がしびれそうになる。