タコの足は8本と思っていたら、タコの足は2本だけで残り6本は手、という愉快な研究が報じられた。
欧州の水族館が共同で観察した結果、2本の足で移動し、6本で物をつかむことを突き止めたという。
落語の世界では、もっと簡単な手足の見分け方が登場する、タコをつかまえて頭をなぐる。「痛っ」と叫んで頭を押さえるのが手で、動かないでいるのが足。
お笑い話だが、じっと観察と見抜ける、という目の付け所は先の研究者たちと共通する。逮捕された「円天」商法は、だましの手足を伸ばした親分ダコの周りに、無数の子ダコが群がったような事件である。
だましが見抜けなかった被害者は3万人、集めた金は1千億円以上にもなる「減らない円天通貨」は、食っても再生するタコの足に似る。タコの足再生は真偽不明、円天通貨は真っ赤なウソ。
タコが自分の足に食らいつくのは、ストレスに駆られた振る舞い、という話を聞いたことがある。危険な誘惑の手と、大金を持ち逃げ足、落語のオチが笑えぬ事件である。
欧州の水族館が共同で観察した結果、2本の足で移動し、6本で物をつかむことを突き止めたという。
落語の世界では、もっと簡単な手足の見分け方が登場する、タコをつかまえて頭をなぐる。「痛っ」と叫んで頭を押さえるのが手で、動かないでいるのが足。
お笑い話だが、じっと観察と見抜ける、という目の付け所は先の研究者たちと共通する。逮捕された「円天」商法は、だましの手足を伸ばした親分ダコの周りに、無数の子ダコが群がったような事件である。
だましが見抜けなかった被害者は3万人、集めた金は1千億円以上にもなる「減らない円天通貨」は、食っても再生するタコの足に似る。タコの足再生は真偽不明、円天通貨は真っ赤なウソ。
タコが自分の足に食らいつくのは、ストレスに駆られた振る舞い、という話を聞いたことがある。危険な誘惑の手と、大金を持ち逃げ足、落語のオチが笑えぬ事件である。