ヘボのアルバム (続編)

四季折々の戯言を・・・
そこから何が読めて来るか?

     『 凄い!!!、ミヤマモジズリ 』

2023-08-23 11:52:43 | 日記

             

野生蘭の中に『アツモリソウ』『クマガイソウ』『ホテイラン』等と肩を並べられる野生蘭『ネジバナ』『ミヤマモジズリ』と言う変形花がある・・・ 『ネジバナ』を知ったのは現役末期の頃で彼方此方の芝庭で見てきた・・・

結構な体を成し群生していたのには驚いた。一頃これに嵌り庭に植えた高麗芝への転植を試みてきた・・・ 多分この子孫と思われるのが今庭先に生えている『『ネジバナ』達だろう・・・これに嵌まり込んで居た頃野生でも見られるという話を聞いたことがあった・・・或る時、野麦峠の野芝の中に途轍もない群生地を発見した!!!それこそザラザラと生えていた。クォーリティーは左程でも無くほんのりとピンク色したもので商品価値としては下のランクだった。この頃真っ赤色した『ネジバナ』を乗鞍の某所で見たことがあった。そこそこ群生していてこれは商品価値としては上の部類だった・・・移植も考えたが時間的猶予が無くそのままになっている。

前後して、蜂追い時山中の山石に付いていた略類似した『ミヤマモジズリ』なる野生蘭を教わったことがあった!!! 山石にホンの僅か付着しているだけで超希少種だと思っていた。この地のモノは丸葉で厚く非常に格好良かった!!!この時代、老い耄れ爺最大の趣味は『イワチドリ』の栽培だった。 寝ても覚めても頭の中は『イワチドリ』一色だった。『イワチドリ』の本場は紀州:熊野灘、熊野川の渓谷の岸壁に着生していたという話を聞いていた。これに嵌り出した頃、早春、4/下、紀州の新宮へ『イワチドリ』詣でをしたもんだった。涎が垂れ下が花々が展示されていた!!! この頃の天候は今程馬鹿暑くなるような時代ではなかったのだろう?盆暗の爺が栽培してもそこそこの育ち或る種はボコボコ増えてくれた時代があった!!!

この両種で趣味を拡大していこう!!!と考え今日に至っている。『イワチドリ』の中に変異個体の丸葉矮小品が時々出現しマニアを驚かした。蘭の仲間を中心に花々、植物の仲間に矮小品が出現する!!!!! マニアをこれを求め右往左往する!!!!! 稀少性故に皆が飛び付くのだ!!! 老い耄れ爺も例外ではなかった!!!

今日でも『イワチドリ』に矮星丸葉が現れることがある。 これが出た!!!と言う話を聞くと搔き集めているがこの種は育ちが極めて弱く中々居ついてくれない。が、今日でも収集の一途を辿っている・・・『イワチドリ』に似た丸葉出現に『ミヤマモジズリ』を見てきた・・・ 乗鞍のミヤマモジズリは、極限られた苔生した岩石に着生している事を発見し山中に入るとキョロキョロするが錚々簡単に見付けられるものでは無い!!! あの大高原のほんのチョコっとした道端の岩石でこれを発見した時は胸が高鳴った。 『イワチドリ』の丸葉と重ね合わせ珍重した!!!が、ほんのチョコっとした一地域にも出見るだけで錚々には見付けられない。

東山の標高の高い松林でこの『ミヤマモジズリ』に出会ったことがあったが、ほんの1~2本あるだけで吃驚させてくれるような城でもなかった。今年、Oさんと八ヶ岳で蜂追いしている時『ミヤマモジズリ』かなぁ~~~と思わせる葉を見た!!!日が時々差し込む道端だったのでまさか?と思っていた。花時では無かったので自信は全くなかった!!!

 

時間は流れ、一昨日の事である。急に思い立った。夕立があるという日だったので確認程度の余裕しかなかった。ヘボちゃんの餌も持ちながら散策に出掛けた・・・『ミヤマモジズリ』の花時は今時なので正確かつ見付け易いという利点を利用した…現地に着くなり、先に発見した道端にチラチラと幾らでも生えていた!!!  

その数たるや尋常でわなかった!!! 写真撮影を始めると、生憎の夕立に!!!頭の上で強い雷がゴロゴロ騒ぐ!!!ほんの50m~100m位の地域で間違いなく『ミヤマモジズリ』の群生を見た。どういう訳か?道端の陽が差し込む土壌の余り肥えていないザラ地に多い!!!  どんな昆虫や虫が食べてるのか?判らないが、殆どの葉が食い破られていて鑑賞には値しないが、新天地に出会った!!! 来年はもっと早い内からマークし食害防止策も考え対応して見たい!!!と思った。 惜しいかなこの地の『ミヤマモジズリ』は尖り葉で乗鞍で見て来た分厚い丸葉ではないがレッキとした『ミヤマモジズリ』なのでこの周辺地域を広く探検して見たいと年老いた爺の欲求に灯を灯してくれた!!!

昨年の『ホテイラン』と言い、この地の自然界は深い!!! もう大分前になるが、『サクラソウ』の大群生地も発見しているので時折花時を見計らって探検散策を試みてみたい・・・脚が良かったら栂林の探検をどうしてもしたいのだが果たして実現になるか? 此処には、『ホテイラン』の群生が眠っていると考える・・・ 昔々、親父さんに連れて行って貰った泉の湧き出ていた場所に『アツモリソウ』が群生していたと薄ら覚えがあるがそれがどこか?余りにも幼過ぎて記憶が薄い!!!  此処は、是が非でも見出したい!!!と思っているが幼少5~6歳の頃で再発見に至る根拠は皆目持てられない!!! 今、親父さんが生きていてくれたなら実現に至るだろうが・・・・・・・ こうした自然界の宝庫は素晴らしく、出会うだけでウルウルしてくる・・・

 

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