KJだより

アロマとコーチングをこよなく愛するナースとして徒然なるままに・・・。

仏様からのお告げ

2010-04-29 13:25:52 | Weblog
昨日、父がこんなことを言い出した。
「父ちゃん、今日で終わりやて。仏さんからお告げがあった。もう楽になりたい。済まんだのう」
おー、来た来た!
2週間くらい前にもそんなことを言ってた。
わたし「お迎えが来るんは何時なん?家族みんなで待機しとるわ」
父「そこらに書いてあるやろ」
わたし「分からん。仏さんに聞いてくるわ」

「田植えも済んだし、私の引っ越しも一段落したからいよいよなのか」と思ったが、いつもよりも静かな夜を過ごした。

今朝、母への開口一番は「生きとったのう」

病状から死が近いとは分かっていても、やはり受け入れられないもののようだ。
仏さまのお告げの意味するもの。それはやはり孤独への支援が十分でないことの表現なのだろうか?
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マネキン専門ナースからの脱却

2010-04-25 10:01:49 | Weblog
9年ぶりに人相手にサーフロー挿入を実施した。
もともと注射が上手でない上に、9年間のブランク。そして、相手となる父の上腕は上大静脈症候群で浮腫っていて難しい状況。それでも必要に迫られてやってみた。意外にも成功した。
「助けてもらわないかんで、してもらわな仕方ないな」。本当は不安いっぱいだったと思う。
これで、私もマネキン専門ナースから脱却できそうな気がしてきた。
父の介護を通じて、ナースとしての自信を取り戻したというか、何と言うか。
職場復帰支援講習を受けているようなものだ。

なぜ、こんなことになったかと言うと、在宅で父が喀血した際、止血剤の点滴を実施するという指示をもらっていたから。家族が訪問看護師に連絡し、訪問看護師が実施するということになっていた。しかし訪問看護師の到着までに時間がかかるので、ナースである私にできる状況であれば実施するという約束になっていたから取り敢えずチャレンジしてみたということである。

1セットしか病院から点滴を預かっていなかったし、昨日は土曜日。
かかりつけ医に電話をして、母が点滴を2セットもらいに行った。
母は病院で言うなら看護助手役割だ。

うちの父の場合は、私がナースであるから特殊なのかもしれないが、病院と同じことを在宅でしている。
ここまでやるべきなのかと思うが、血を見るのは本人の不安が強いので、仕方ないのかとも思う。

これだけむくんでいても点滴が成功した秘訣は、アロママッサージにあることを皆に教えてあげたいなあ
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在宅ホスピス

2010-04-04 14:35:50 | Weblog
昨日、職場の図書室で借りた「退院後のがん患者と家族の支援ガイド」を読んで分かったことがある。それは、我が家が置かれている状況が「在宅ホスピス」であると言うことだった。
印象に残った文を下記に列挙する。
在宅ホスピスケアとは、ホスピスケアの在宅型。ホスピスケアの理念である緩和ケアとさまざまな支援に重きをおいた在宅医療。(p14)
がんでは一般の疾患の場合以上に介護が重要な役割を果たす(p15)
容態の変化に伴い、介護ニーズの変化も急速に進行することがある(p20)

母に「在宅ホスピス」のことを話したら、「あんた何言うとんの?今頃。そうやんか」と言われた。

在宅緩和ケアを進める上で一番大事なことは、24時間対応可能な在宅医がいてくれることである。幸いにも我が家の場合は、東先生の存在がある。ありがたいことだ。

1週間介護して分かったこと。
それは、「進行したがん患者の場合、病院に入院している患者さんと同じように看護の力が必要であるということ」。冷静に考えれば当たり前のことなのだが、在宅=落ち着いている、というイメージが先行していた私の勘違いだった。
介護をしているより、仕事をしている方が楽である。ご飯作りと父(患者)の世話で一日が経っていく。
今日は、自家栽培のニラで水餃子を作ったが、少ししか食べられなかった。
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介護の合間の息抜き

2010-04-03 21:01:40 | Weblog
今日は4月3日(土)。
父の在宅療養に伴い、4月1日、2日と休暇をもらい家にいた。

3日ぶりに職場に出かけたら、休日なのに上司2人が出勤していた。
2時間の間に、机の上で滞っていた書類の整理をした。
その後の処理を上司に委ね…。
私が休んでいる分、上司にその仕事がいっている。
図書室で部署異動したばかりの係長2名と話をした。
新しい環境で刺激を受け、新たな知識を得にやってきていた。
わたしは、在宅看護の本を2冊借りた。
3日ぶりに社会との交流が持てた。リフレッシュできた気がする。
ものの本にレスパイトケアのことが書いてあったりするが、結構大事なのかもしれない。

父の病状は安定しているが、稲作農家にとって今が一番大事なときなので
2週間の有給休暇を申請した。
私がいなくても仕事が回る職場、居場所がなくなってしまう心配もあるが仕方ない。
落ち着いたら頑張って取り戻そうと思う。

ところで、今日は朝から、父に浣腸を施行した。
3日目でやっと便が出た。
がん看護専門看護師から「あんたとこの父ちゃん、便出た?」と電話がかかってきた。
かかりつけ医からは、発熱の有無、利尿剤投与の効果についての電話があった。

皆が私たち家族のことを気にかけてくれている。
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父の病状・在宅看護

2010-04-01 13:57:37 | Weblog
今日は平成22年4月1日。
新年度の始まりの日。

例年なら入職時研修の運営に全力投入中であるが、今年はノータッチ。
それは父を在宅で看ているからである。

取り敢えず3泊できた。
昨日の夜は、ホワイト餃子を3個食べて絶好調だったけど、
今朝、私が起きたら、血餅を2かたまり喀血していた。
少し息苦しそうで、母が「不安なので今日は休んでおいて」というので、
急遽、休暇を取ることにした。

幸いにも朝の喀血だけでおさまっている。それにしても、喀血直後の呼吸状態はしんどそうだと思った。発作のような感じで、過ぎ去ったらけろっとしている。

午前中にはがん看護専門看護師を含め、看護師3名が訪問看護に来てくれた。
私も入れると看護師が4名、父のケアにあたった。
本日の一番の問題は、便秘への対応。
浣腸、腹部マッサージ、腹部のツボ押し。
なお、浣腸液は自分のところで準備する必要があるということを知った。

訪問看護計画書をもらった。
家族が希望することが書いてあった。
形だけを残すためだけの看護計画ではない。本物の看護計画だった。
病棟と在宅の違いがここにもあるのだと思った。

今朝の喀血について、かかりつけ医に報告していなかったが、
訪問看護師が電話連絡してくれていた。
顔も見たことのない医師に状態報告をするなんて、大変だと思う。

在院日数11日を目指している私の職場。
在宅へ患者を帰すためには、介護力(看護力)がないと難しいと分かった。
病院で働く看護師が見て「落ち着いている」と思っても、家族はそう思えないのが現実なのだ。

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