「やっぱり女の若々しさは主人しだいなのよ!!
主人が年下だと奥さんもつられて若々しくなるものなのよ!!
私の同級生だって、3歳年下の主人がいる人は違うもの!!
すごく若々しいもの!!」
と、自説を披露して帰られたお客様。
御歳84歳でありました。
その意気込みや、あっぱれ!!
「やっぱり女の若々しさは主人しだいなのよ!!
主人が年下だと奥さんもつられて若々しくなるものなのよ!!
私の同級生だって、3歳年下の主人がいる人は違うもの!!
すごく若々しいもの!!」
と、自説を披露して帰られたお客様。
御歳84歳でありました。
その意気込みや、あっぱれ!!
漆塗りには様々な技法がありますが、
このお仏壇には「目はじき」という技術が使われています。
もともとは漆の仕上げ方法の一つで、下地の木材の目止めをせず、
木材表面の凹凸を生かした仕上げ方です。
つまりは木の導管(平たく言えば木肌の感じ)が生かされている仕上げです。
通常、金仏壇ではしっかり漆を塗り、つややかで滑らかな仕上げとなっているのですが
このお仏壇に、その「目はじき」が使用されているのは
なんと、大戸(雨戸)の部分。
金箔部分に使用するのは珍しいと思うのですが、その分
独特の渋みをかもし出しています。
このような文様が見てとれるのはやはり、下地の木材にも
自信アリ、というところでしょう。
ちなみにこのお仏壇、猫戸の部分は以前にも登場した白檀塗り。
「技のデパート」とまではいかないけれど「技のコンビニ」くらいの状態です。
先日入荷した、ニューフェースのお仏壇です。
基本の材質は黒檀。ポイントはやっぱり蒔絵です。
このところ、流行なのか、ネタ切れなのか、唐木仏壇に
蒔絵をプラスしたものが増えてます。
増えてはいるんだけど、正直、材質の色と蒔絵が喧嘩してたり
蒔絵そのものの出来がイマイチだったり、ということが多々ありました。
でも、今回のこのお仏壇はとりあえず、女性スタッフの指示を獲得!!
すっきりした黒檀の材だったことも幸いしたようです。
また、障子とランマの蒔絵部分の土台には漆塗りの板を装着。
唐木部分と蒔絵の土台の質感の違いがいい感じで
装飾的な役割も果たしています。
蒔絵そのものも小柄で品良くまとまってgood。
写真では見えませんが、下台部分の引き出し等の収納部分も
間口が広く、ゆったり小物がしまえるつくりになっています。
このお盆、イチオシのお仏壇かも
いつもいつも感じることですが、
狭いニッポン、それでもありとあらゆるしきたりやらローカルルールが
いろいろな地方で、いろいろな形で残っているものです。
先日いらしたお客様は山口県は中部あたりの出身の方。
親御さんから
「しゃべりだす前の子供をお墓参りに連れて行ってはいけない」と
言われていたそうです。
これまた私にとっては初耳のルール。
ネットで調べてみたところ、「お墓に赤ちゃんを連れて行ってはいけない」という
タブーのあるところは他にもあるようです。
ただ、発信者が発信した情報しか発信しない、ブログの哀しさ。
どの地方の人の発言か不明でした。
「いけない」理由も不明。
中には「赤ちゃん」じゃなくて「犬を連れて行ってはいけない」という
ルールのところもあるようです。
理由とか、地域とか、もう少しじっくり調べてみたいテーマです。
ローカルルールの分布図をつくったら、何だか
ヒトの流れというか文化の流れが違った角度から見えてきそうで
大変興味があります。