仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

若さの秘訣

2007-07-10 13:38:00 | 一般人のつぶやき

「やっぱり女の若々しさは主人しだいなのよ!!

 主人が年下だと奥さんもつられて若々しくなるものなのよ!!

 私の同級生だって、3歳年下の主人がいる人は違うもの!!

 すごく若々しいもの!!」

と、自説を披露して帰られたお客様。

御歳84歳でありました。

その意気込みや、あっぱれ!!

 


目はじきというテクニック

2007-07-08 14:02:21 | 商品のこと

漆塗りには様々な技法がありますが、

このお仏壇には「目はじき」という技術が使われています。

もともとは漆の仕上げ方法の一つで、下地の木材の目止めをせず、

木材表面の凹凸を生かした仕上げ方です。

つまりは木の導管(平たく言えば木肌の感じ)が生かされている仕上げです。

通常、金仏壇ではしっかり漆を塗り、つややかで滑らかな仕上げとなっているのですが

このお仏壇に、その「目はじき」が使用されているのは

なんと、大戸(雨戸)の部分。

金箔部分に使用するのは珍しいと思うのですが、その分

独特の渋みをかもし出しています。

このような文様が見てとれるのはやはり、下地の木材にも

自信アリ、というところでしょう。

 

ちなみにこのお仏壇、猫戸の部分は以前にも登場した白檀塗り。

「技のデパート」とまではいかないけれど「技のコンビニ」くらいの状態です。


新入荷のお仏壇

2007-07-06 13:37:19 | 商品のこと

先日入荷した、ニューフェースのお仏壇です。

基本の材質は黒檀。ポイントはやっぱり蒔絵です。

このところ、流行なのか、ネタ切れなのか、唐木仏壇に

蒔絵をプラスしたものが増えてます。

増えてはいるんだけど、正直、材質の色と蒔絵が喧嘩してたり

蒔絵そのものの出来がイマイチだったり、ということが多々ありました。

 

でも、今回のこのお仏壇はとりあえず、女性スタッフの指示を獲得!!

すっきりした黒檀の材だったことも幸いしたようです。

また、障子とランマの蒔絵部分の土台には漆塗りの板を装着

唐木部分と蒔絵の土台の質感の違いがいい感じで

装飾的な役割も果たしています。

 

蒔絵そのものも小柄で品良くまとまってgood。

写真では見えませんが、下台部分の引き出し等の収納部分も

間口が広く、ゆったり小物がしまえるつくりになっています。

 

このお盆、イチオシのお仏壇かも

 


しきたり、タブー、ローカルルール

2007-07-02 14:09:14 | 本音

いつもいつも感じることですが、

狭いニッポン、それでもありとあらゆるしきたりやらローカルルールが

いろいろな地方で、いろいろな形で残っているものです。

 

先日いらしたお客様は山口県は中部あたりの出身の方。

親御さんから

しゃべりだす前の子供をお墓参りに連れて行ってはいけない」と

言われていたそうです。

これまた私にとっては初耳のルール。

ネットで調べてみたところ、「お墓に赤ちゃんを連れて行ってはいけない」という

タブーのあるところは他にもあるようです。

ただ、発信者が発信した情報しか発信しない、ブログの哀しさ。

どの地方の人の発言か不明でした。

「いけない」理由も不明。

中には「赤ちゃん」じゃなくて「犬を連れて行ってはいけない」という

ルールのところもあるようです。

理由とか、地域とか、もう少しじっくり調べてみたいテーマです。

 

ローカルルールの分布図をつくったら、何だか

ヒトの流れというか文化の流れが違った角度から見えてきそうで

大変興味があります。