先日から海堂尊の「チームバチスタの栄光」という本を読んでます。
この作者のものは初めてで、慣れないリズムに少々戸惑いながら
読んでいる、という感じです。
でも、ところどころに「おや!?」と思うような
鋭い人間観察があったりして、思わぬ拾い物をしたような気分。
で、その拾い物の一つが「名前」のこと。
主人公は初対面の人に「個人的な趣味」と言いつつ、相手の名前の
由来を尋ねます。
自分の名前の由来を誇らしげに話す人、恥ずかしそうに、迷惑そうに
あるいは、答えを拒否する人・・・。
その答えによって、相手が自分自身や周囲の人間関係をどう思っているかが
垣間見えるのだそうです。
それで思い出したけれど、確か「陰陽師」の映画か何かで
「名前というのは一番短い呪(しゅ)なんだよ」というのがありました。
なるほど、様々な思いのこもった言葉(名前)を何度も聞かされるのですから
ある意味「呪」かも。
今度私もお客様に「名前の由来」聞いてみようかしらん?
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