最近身内に不幸があって、葬儀に出席しました。
以前の記事では、葬儀の際に、実家のあたりは「喪主が斎場へ行かない」
と言うしきたりがある、と書いていました。
でも、この数年(とくに、地域でしきる葬儀から、葬儀社にまかせるように
なってから??)この風習も薄れてきたようです。
今回は喪主も骨あげをしました。
それにしても、会葬方法一つとっても
柳井近辺では会葬者は焼香の時間がくるまで待って、お焼香、ということに
なるのでどうしても葬儀の最初から最後までいることになるのですが、
実家あたりでは身近な人や有志だけが最後まで残り、
一般の会葬者は葬儀が始まると同時に、どんどん焼香して
さっさと帰っていきます。
どちらのやり方も一長一短があるのでしょうが、
地域差にびっくり。
他にも、受付の前に御礼のお辞儀だけをする係りの人(礼場:レイバ、と言います)
がいたり、
果物籠、などのお供えがど派手だったり・・・・。
お寺様は枕経だけあげて、通夜・納棺には来なかったり・・・
とかくこういうことはまだまだローカル色が濃厚です。
とりあえず、今回は「郷に入れば郷に従え」と自分自身に言い聞かせたので
ありました。
それにつけても
今後、お客様にあれこれしきたりについて尋ねられたら、
私たちのお答えすることは、あくまでも
柳井近辺の、ごくごく一般的かつ簡素なやり方であって、
地域・地区・集落によって細かなしきたりの違いは限りなく存在する、
ということをよくよくご理解いただくように努めよう!!と心に誓ったのでした。
だって、なんといっても葬儀の段取りをする地元の人の意気込みたるや、
「自分たちのやり方こそ、国際プロトコール」的な勢いなんですもの・・・。