商品名は「安心のローソク」。
電池式で頭の部分を指でタッチして点灯・消灯します。
拍子抜けするほど軽いタッチで点灯できることと、
60時間という持続時間がウケて、火の始末に気を使うお客様に好評です。
写真のタイプは家庭のローソク立てにさして使えるタイプ。
この他に、ローソク立てと一体になったタイプもあります。
で、この「安心のローソク」がにわかに脚光を浴びるのがこの時期。
わが社の商圏でもある周防大島町ではお盆の期間中、
夜通しお墓に明かりをともしておく習慣があるそうなのです。
(残念ながら不勉強にして実際に目にしたことはないのですが)
で、その「夜通しのあかり」としてランタン等が使われるらしい。
毎年、この時期になると「ランタンありますか?」という問い合わせが増えます。
「お墓に置くもの=仏壇屋」という発想らしいのですが、
残念ながら置いてません。
せっかく期待してこられたお客様に手ぶらで帰っていただくのもちょっと・・・・という
わけで、お客様ともあれこれ相談した結果、この「安心ローソク」なら
持続時間も長いし、それほど熱も持たないので、何かのカバーを
しておけば夜露も大丈夫なのではないか???ということになりました。
初めてお勧めしたのが2年前の夏。以来、この時期になると
コンスタントに売れていますが、今のところクレームはなし。
何とかお盆の期間を乗り切っているようです。
それにしても同じ柳井市近辺でも「お墓にランタン」というのは周防大島のみ。
別の地域では「お墓にお盆提灯」というところもあります。
広島あたりでは「お墓にキラキラした精霊船みたいな飾り」が
ポピュラーなようです。
方言が淘汰されつつある昨今、
こういう「地域性」というのは大事にして欲しいですね。