仏壇販売人、ぶつぶつ日記

山口県の隅っこから
仏壇販売人のたわ言、繰言、独り言。
ほぼワタクシごと、たまにお仕事。

家紋いろいろ

2006-06-25 17:29:38 | 本音

盆提灯を販売していて背中に緊張が走るのが
家紋を入れたい」と言われたとき。

柄物の提灯で、どう考えても真後ろにしか
描けないような状況でも「家紋を!!」と希望されれば
お受けするよりありません。

でもそれなどはまだ良いほう。

やっぱり一番頭を抱えるのは「何これ?」というような
未知の家紋に出くわしたとき。

実際には4000種とも5000種とも言われているわけだから
紋帳に載っていないものがあっても仕方ないのだけれど
花でもない、動物でもない、何を手がかりに探せばよいのかわからない・・・・
なんてこともあります。

写真の紋のときもそうでした。
中央の片喰まではわかっても外側が??

あちこちひっくり返してやっと「鞠挟み」だとわかりました。
こんなもの今の日常からじゃ見当もつきません。

こういうのも冷や汗だけど、
たとえば「違い鷹の羽」なんかで
「羽に描いてある線がこっちは細くてこっちは太い」とか
言われるのもあせります。

紋を入れた提灯をチェックして、ホントにお客様に
納得していただける図柄になっているかどうか
確認するまでは、胃がキリキリするようです。

家紋を入れることには反対しないけど
せめて、わかりやすい見本を持ってきていただけたら
作業がスムーズになるのに・・・と祈るような気持ちです。