お父さんと発明品２。

お父さんのお友達にお坊さんがいます。かなり変わったお坊さんです。
私も何度かお会いしたことがあります。
見た目はありがたいオーラがただよっていて、とても威厳があるのですが、実はやる気がないのです。
ある日その人に「お経を毎日あげるのが面倒でなあ。」と愚痴られたおとうさん。
さっそく「自動お経あげ器」（お堂の仏壇のなかにテープ（←ってとこが古い）を仕込んだモノ）をプレゼント。
お友達にはとても喜ばれたということです。
檀家のひとが離れていかないだろうか・・。心配です。

お父さんと発明品。

お父さんのお友達で、健康食品を製造販売している人がいます。銀杏を使った健康食品です。なかなか売れ行き好調なようです。

ところで、どんな業界にもマニアックな道具があるものですが、「ギンナン大量剥き器」もあるそう。「それを使うと作業が楽なんだけど高くて買えないんだよ。」と友達に愚痴られたお父さん。ひらめいたお父さんは古い洗濯機を改造して（どう改造したんだ？）、手製のギンナン剥き器をプレゼントして喜ばれたそうです。

でも衛生面的にはどうなのか？心配です。

お父さん、電車男になる。

「ねえちゃん、ひとりなの～。」
飲みに行った帰りの電車で、お父さんは酔っ払いが若い女の子にからんでいるのにでくわした。若いモンもたくさん乗っていたのに皆見て見ぬフリ。女の子は困って席を移るが、そのたびに酔っ払いもついてきてはしつこく絡んでいた。
最初は皆に習って寝たふりをしていたが、あまり皆が知らんぷりしているので、一応酔っ払いが強そうでないことをチェックしてから(~o~)
「いやがっているじゃないか。やめたまえ！」
と一喝したという。女の子は電車を降りるとき、
「助かりました、ありがとう。」
と会釈していったそうだ。それだけのことだが
「俺はなんとも言えずいい気分がしたなー。なんかいい男になったような気持がした。」
と目を輝かせて話してくれました。
もちろん電車男の話は知りません。でもその後の進展を期待していない分、電車男より純粋なんじゃない？
お父さんの世代にはナイト精神とでもいうもの、がある人が多いように思います。

老いを感じるとき。

「あーあ、俺ももう歳だー。」と珍しく元気のないあお父さん。
なんで？と聞くと、
「最近ひとりで鉄骨を持ち上げられなくなった。」
普通最初から持ち上げません！
お父さんは空き地を見るとついつい家を建てる癖があるのだ。
実家は帰るたび少しずつ増築されています・・。最近の作品はトタン屋根のサンルーム。

素敵リサイクル～日常品編２。

1部だけ汚れたワイシャツ、捨てるのもったいないですよねっ。
そこでお父さんの工夫は『汚れていない部分を四角く切り取って周りをミシンで縫う』。これで立派な白いハンカチーフのできあがりです。お試しあれ。
ちなみにお父さんは社交ダンスのポケットチーフとして愛用しています。