ガール・ネクスト・ドア

ガール・ネクスト・ドア(特別編) 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン このアイテムの詳細を見る

監督:ルーク・グリーンフィールド
ダニエル…エリシャ・カスバート
マシュー…エミール・ハーシュ

卒業が間近の高校生が恋をした、その相手は隣に引っ越して来た綺麗なおねえさん。
彼女は、実はＡＶ女優だった…。
『２４』のジャック・バウワーの娘役で大ブレイクしたエリシャ・カスバートのＳＥＸＹでキュートな主演作です！

二人の出会いはこうです。
堅物で真面目なマシュー（エミール・ハーシュ）は、高校の生徒会長をしているが、
ハジけるような遊びはしたことがなく、これといった思い出は何もない。
そんな彼の家の隣に、綺麗なおねえさんダニエル（エリシャ・カスバート）が引っ越して来ます。




その晩、マシューは自分の部屋から、ダニエルが着替えるのを見てしまいます。
それに気づいたダニエルは、マシューの家にやってきます。
さっそく、マシューは父母に呼び付けられます。
当然、怒られると思いきや…？
ダニエルは告げ口をしに来たのではなく、
引越して来たばかりだから近所の道案内をして欲しいと頼みにきたのでした。

しかし……

マシューは、ダニエルが運転する車の助手席で道案内をしていましたが、ダニエルは突然車を止めます。

マシュー：なぜ止める？

ダニエル：（あなたは）覗きが趣味なの？

マシュー：何のこと？

ダニエル：…

マシュー：わかったよ　確かに少し見た　でも、大したことない

ダニエル：はぁ？

マシュー：ノー！そういう意味じゃない　覗くつもりは…　ゴメン　　悪かった

ダニエル：償いは？

マシュー：……　謝ったろ？

ダニエル：…

マシュー：何だよ？

ダニエル：どうするの？

マシュー：（笑いながら…）僕も脱ごうか？

ダニエル：…

マシュー：本気か？

（微笑むダニエル）

マシュー：ノー！　イヤだ！　冗談だろ？　あり得ない


－場面が変わって－

（車のライトに照らされ、ブリーフ姿で立つマシュー）

ダニエル：全部脱いで！

マシュー：勘弁してよ

（思いっ切りクラクションを鳴らすダニエル）

マシュー：やめろ！　落ち着けって！

（笑うダニエル）

マシュー：イカれてる…

（素っ裸になる）

マシュー：これで満足？

（次の瞬間、ダニエルはアクセルふかして急発進、ブリーフを拾い、走り去る）

（マシューは素っ裸で車を追いかけます…）

笑えます。
その後、レストランでのダニエルの可愛いこと！
マシューはそんな彼女に恋をします。



ダニエルは、マシューを閉ざされた殻から抜け出させようとしました。
しかし、マシューは友達から、ダニエルが出演しているアダルトビデオを見せられ、彼女をモーテルに誘います。
ＡＶの仕事を辞めて、普通の女の子に戻りたかったダニエル…
ダニエルの元カレが現れて事態は急変、崖っぷちにたたされる二人は、
力を合わせて、ふりかかる災難に向かい、"一か八か"の計画を実行するのでした。

純朴な少年と経験豊富な彼女との恋の行方は？？？

"Ｈ”で、マイナーな感じのせいだろうか？、Ｂ級作品のような扱いをされていますが…、
「愛する人を見つけたら、どんな犠牲もいとわず、その人を全力で守ること」を誓うマシュー。
本当に自分を愛してくれる人に出会ったダニエル。
ちゃんとしたテーマがあって、お可笑しくて、真面目なラブコメディーです。
初コメディーとは思えない、エミール・ハーシュの演技はとてもうまく、友達役もいいです。

でも、なんと言っても、「２４」よりはるかに“ＳＥＸＹ”で、可愛くて、
とびきり“いい女”を演じるエリシャ・カスバートの魅力が全開！！です。

つまらない大作映画よりは全然いいと思います。

小さな恋のメロディ

小さな恋のメロディ ポニーキャニオン このアイテムの詳細を見る

1971年 　英国
■監督　ワリス・フセイン
■音楽　ビー・ジーズ
■出演　マーク・レスター（ダニー）
　　　　　トレーシー・ハイド（メロディ）
　　　　　ジャック・ワイルド（オーンショー）


ダニエル（ダニー）

ロンドンの小学校に通う気弱で大人しいダニー（マーク・レスター）は、
同級生でガキ大将のオーンショー（ジャック・ワイルド）と親友となり、
いつも二人で遊んでいました。

ある日、ダニエルは、バレエの練習をしているメロディ（トレーシー・ハイド）
に一目惚れしてしまい、恋をしてしまったことから、この物語が始まります。


メロディ


墓地での二人の会話です。

メロディ：（私のこと）ずっと愛し続けられる？

ダニー：続けられるさ、もう一週間も愛している。


そして、二人は学校をサボって海に行き、ダニーはメロディにこう言いました

ダニー：メロディ　結婚しようか？

メロディ：いいわ



こうして結婚宣言した二人は、親や先生たちを驚かせます。

映画ならではのあり得ない話です（笑）


しかし

その愛は、純粋で、誰にも負けない、ひたむきなものでした。


僕たちは、ただ一緒にいたいだけなのに…

それが結婚じゃないの？

と校長先生に怒るダニー


ダニーと一緒にいたいだけなのに…

そんなに悪いことなの？

と泣きながら父親に問いかけるメロディ

…心を打たれます。



そして、二人でトロッコを漕いで駆落ちするラストシーン。

きっと、すぐに警察に保護されるにきまっている、

二人だけでやっていけるはずがない…


そんな野暮なことは考えず…(笑)

無限に広がる子供の可能性を想像し、夢を楽しみましょう。


全編に流れるビージーズの名曲の数々がなんとも効果的です。

この映画を観ていない人　どの曲もどこかで聞いたことがあるはずです。


この時、監督のワリス・フセインは弱冠３３歳でした。


私がこの映画を観たのは、高校１年の時でした。地方の田舎です。
当時、映画の上映は２本立て、１本目はスピルバーグ監督のデビュー作「激突」でした。
どっちも観た時の衝撃は凄かった。思うと豪華な２本立てです。
また観たくても、そう簡単に行ける状況ではありませんでした。
テレビで放映されたのは何年も後で、ビデオもＤＶＤもない時代でした。
映画のパンフレットを見ながら、ＬＰのサントラ版を聴いていたことを思いだします。



あたたかくて…、ロマンチックで…、ユーモラスで…、

いつまでも心に残る、感動のラブストーリーです。


予告編の動画をどうぞ(3:56分)
　↓
http://jp.youtube.com/watch?v=K_4GQx5Dv38&feature=related

ローマの休日

ローマの休日 製作50周年記念 デジタル・ニューマスター版 パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン このアイテムの詳細を見る

監督: ウィリアム・ワイラー

出演: オードリー・ヘプバーン, グレゴリー・ペック，エディ・アルバート



同世代であれば、この映画を観たことないがという人は少ないと思います。

しかし、若い人でまだ観てない方には是非観て欲しい。

また、昔観たときに「こんな恋がしてみたい！」と憧れた映画を、

「人生はままならぬもの」と知った今、もう一度観たときにどう感じるのか？

そう思い、紹介します。



私が、この映画を観たのは高校生の時でした。

以来、オードリーに夢中になりました。

時の経過とともに夢も醒めてしまっていましたが、

デジタル・ニューマスター版のＤＶＤを手にしました。

この映画により、無名の女優からハリウッド伝説のスターになったオードリー・ヘプバーン。

製作から５５年、モノクロ映画です。

彼女の演技の凄さ・綺麗さ・可愛さは、数ある名作を多く観てきた今も、

新鮮で、感動的なものです。


美容院で髪を切るシーン


あまりに有名な「真実の口」でのシーン



ローマの美しい風景の数々…


王女と新聞記者のふたりは、お互いの身分の違いを分かっているがゆえに、

最後まで告白めいたことは一度も口にしなかった。

そして、別れる時の身を切るような切ないラストシーン。


それでいて、コミカルなシーンも多く、

"礼儀"や"相手の気持ちへの気遣い"のテーマをさりげなく表現しています。

すべてが一級品です。

是非どうぞ。

めぐり逢えたら

めぐり逢えたら コレクターズ・エディション ソニー・ピクチャーズエンタテイメント このアイテムの詳細を見る

１９９３年　アメリカ
監督：ノーラ・エフロン
出演者：トム・ハンクス 、メグ・ライアン 、ビル・プルマン 、ロス・マリンガー 、ロージー・オドネル

オープニングを再現します。トム・ハンクスの語りからはじまります。

ママは病気だった。
ある日突然だった。
打つ手もなかった。
あんまりだ。
だが、理由を考えるのはやめよう。
気が変になる。

愛する妻を亡くして以来、深い悲しみから立ち直れずにいるシアトルの建築家サム（トム・ハンクス）。
そんな父親を心配する８歳の息子ジョナ（ロス・マリンガー）は、クリスマス・イブにラジオの人生相談番組に電話をかける。
ジョナに代わって電話に出たサムの切々たる告白は全米の女性の涙を誘った。
遠くボルチモアでその放送を聞いていたアニー（メグ・ライアン）。


ラジオでの会話を再現します。ラジオの番組は、ドクター・マーシャの「クリスマスの願いごと」

ジョナ　　：パパに新しい奥さんを見つけたい

ドクター　：今の奥さんは？

ジョナ　　：いないから相談を

ドクター　：ママは？

ジョナ　　：死んだ

ドクター　：…

ジョナ　　：僕も寂しいけど、僕よりパパが…

ドクター　：パパとその話を？

ジョナ　　：しない

ドクター　：なぜ？

ジョナ　　：悲しむもん

ドクター　：分かるわ、パパは今おうちに？

ジョナ　　：いるよ

ドクター　：何してるの？

ジョナ　　：テラスでボンヤリ…

ドクター　：私が話してみるわ、パパを電話口へ－

　（ラジオを聞いているアニー）　おせっかい！　ジョナ、（電話を）切って！

ジョナ　　：パパは怒る。

ドクター　：あなたの気持ちを知ったら、パパは怒らないわ。

ジョナ　　：怒ったら、もう番組は聞かない。

ドクター　：いいわ（笑）


ジョナ　　：パパー　電話だよ

・・・・・・ジョナに代わって電話に出たサムは、相手は”電話セールスか？”と訳が分からない・・・・・

ドクター　：”パパに奥さんを見つけたい”と息子さんから電話が…

サム　　　：あなたは？

ドクター　：私は、ドクター・マーシャよ。ラジオで全米に流れているのよ。

サム　　　：（ジョナに向かって）お前が電話を？

ドクター　：サム！…サム！聞いてる？

サム　　　：ああ

ドクター　：奥さまを亡くして、あなたが悲しんでると…、息子さんが心配しているの。

サム　　　：（ジョナに向かって）出てこい！ちゃんと責任をとれ！

ドクター　：息子さんは“パパには直接話せない”って…　息子さんの気持ちを察して話しを聞かせて。

　（略）

ドクター　：サム！…サム！ジョナのクリスマスのお願いよ。

サム　　　：わかった

ドクター　：よかった。　つらい話だけど、奥さまが亡くなったのは？

サム　　　：１年半前だ。

　（略）

ドクター　：あなたはいい人だわ、声で人柄が分かるの。

サム　　　：その通り

ドクター　：でも、ジョナは－　パパのことを心配しているの。
　　　　　　夜は　ちゃんと眠れます？

ジョナ　　：全然、寝ていない。

サム　　　：なぜ　それを？

ジョナ　　：分かるさ。


サム　　　：今は　とりわけクリスマスだ…
　　　　　　　マギー　ワイフは　毎年　私たちにすばらしいクリスマスを…
　　　　　　　彼女は　最高だった。
　　　　　　　だから　この時季は　一層つらい　　ママがいない…

ドクター　：あたなも寂しさではジョナと同じでは？

サム　　　：……
　（略）

ドクター　：一つ　私から　伺いたいことが…

サム　　　：ご遠慮なく。

ドクター　：本当に誰かを愛した人は、愛情豊かなのよ。
　　　　　　奥さんと同じに、別の人を愛せるのでは？

サム　　　：そんな事　想像もできない。

ドクター　：じゃ　どうするの？

サム　　　：そうだな　毎日　朝になったら起きて　一日中呼吸をする。
　　　　　　そのうち努力しなくても　毎朝ベッドをでて呼吸し続けるようになる。
　　　　　　やがて幸せな日があった事を　あまり思いださなくなる。

ドクター　：奥さんには　どんな魅力が？

サム　　　：番組は何時間？　いろいろあって　とても短時間では言えない。
（略）



（車を運転しながらラジオを聞いてるアニーは泣いています…。）
アニーはこの日から、サムのことが頭から離れなくなりました。
家族に婚約発表をしたばかりなのに…。

一方　サムはそんなアニーの存在を知るはずもなく、彼女を作ろうとします。

ある日　ジョナはアニーからの投書の手紙をみつけ　“運命のマジック”を信じ、パパにニューヨークへ行くようお願いします。

それは、「めぐり逢い」の映画を真似て、パパには内緒で、バレンタイン・デーの日に、エンパイヤ・ステート・ビルの最上階で待ち合わせる約束をしてしまっていたのでした。



パパと息子の会話は、とてもコミカルで面白いです。息子役のロス・マリンガーがとてもいいです。

トム・ハンクスがすごく若いです。

メグ・ライアン　やっばり　いいわ。


ただ、一年半で亡くした奥さんを忘れられる？

婚約したばかりなのに、会ったこともない人に惹かれる？



少し無理な設定もありますが、いい映画だと思います。

観る前に、昨日紹介した「めくり逢い」を観ておくことをお薦めします。

めぐり逢い

めぐり逢い 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン このアイテムの詳細を見る

ニューヨークへ向かう豪華客船のデッキで出会った画家のニッキーと歌手のテリー。

二人は次第に惹かれ合うが、お互いに婚約者がいる身の彼らはそれぞれの恋を清算して、

半年後、エンパイアステートビルの屋上で再会することを約束します…。

しかし、運命のいたずらで擦れ違ってしまった二人の男女。果たして再び逢うことはできるのか???

涙なくしては見られない感動のラストシーンは必見です。

ケイリー・グラント&デボラ・カー、世紀のカップルを配した不朽の名作です。



というある紹介記事につられて見たものです。

"一度は観ておくべきか"という気だけでしたがですが、やはり古くていまいちです。

ケイリー・グラントは、この時５０歳位ですか？ずいぶん老けて見えます。

デボラ・カーという女優さんは、名前だけは有名なので聞いたことはありましたが、映画で初めて見ました。

日本の草笛光子さんの若い時に似てると思いました。

いずれにしてもタイプではありません。


２人の年齢差はかなりあると見えるせいか、惹かれ合う理由が分かりません。

ラストシーンは確かに感動的ですが、もっと昔に観ていれば違った印象をもったかも…。

女性の方にはいいのかもしれませんが、今の若い子はどう思うでしょう…？？。

めぐり逢い ワーナー・ホーム・ビデオ このアイテムの詳細を見る

ウォーレン・ベーティとアネット・ベニング夫妻主演によるリメイク版です。

１９９４年作品ですから、やはり画像が綺麗です。

ニッキーのおばあさんの家を２人で訪れた時の、おばあさんとテリーの出会いは、

また、ラストシーンはこちらの方が私は好きです。

ただ、２人が出会うシーンなどのはじめの方は退屈です。


「どっちを薦めるか？」と聞かれれば、リメイク版です。




なぜ、この映画を紹介したか？

トム・ハンクスとメグ・ライアンの「めぐり逢えたら」を紹介する前に知っていて

欲しいからです。こちらは近いうちに紹介記事を書きます。

チャーリー・シーンのミスター・グッド・アドバイス

2001年　アメリカ
監督：スティーヴ・ラッシュ
出演：チャーリー・シーン、アンジー・ハーモン、デニース・リチャーズ、ジョン・ロヴィッツ、ロザンナ・アークエット、バリー・ニューマン、エステル・ハリス

チャーリー・シーンのMr.Good Advice フルメディア このアイテムの詳細を見る

悩める人の救世主！？人生相談に自信アリ！！
コメディの帝王！チャーリー・シーン主演の痛快逆転サクセスラブコメです！！

株式ブローカー・ライアン（チャーリー・シーン）は、順風満帆の毎日を送っていた。しかし、”マスコミ界のドン”ドナルド・シンプソンの若く美しい妻に手を出したことがバレ、そこから人生急転直下。職を失い、アパートからも追い出され、自慢の彼女シンディ（デニース・リチャーズ）にはブラジル人の富豪と駆け落ちされてしまう。

そんなある日、行き場を失いシンディのアパートに逃げ込んだライアンの元に一本の電話が…それは、ニューヨーク新聞社の編集長ペイジ（アンジー・ハーモン）からの人生相談コラム執筆依頼の電話だった。金に困っていたライアンはシンディのふりをしてその仕事を引き受ける。
ライアンが代筆をしていることを知らないペイジだったが、コラムのおかげで、しだいに新聞の売上げが大幅に増えて行くのであった。




コラムの例をふたつ紹介します

○私には素晴らしい夫がいますが、時々浮気をしたくなります。
　平穏なのか、退屈なのか、別の人とセックスしたいだけなのか？
　私は、悩んでいます。

　⇒悩める方へ

　“別の相手を持つのは楽しいでしょう、でも例えるなら、その人たちは吹雪です。

　　何時来るか分からず、何時まで続くかも、結末も分かりません。

　　今の生活を大切に、吹雪が過ぎるのを見守りなさい、愛する人に寄り添って…”



○親愛なるシンディへ

　“あなたのコラム素晴らしいと思います。

　　他に話せる相手がいないので投書しました。

　　息子は「エイズ」です。息子の生活には苦言を呈してきました。

　　私は、恥じており、周囲には「ガン」だと偽っています。
　　
　　恋の悩みと比べると暗い投書ですがー
　　
　　お答えいただけませんか？
　　
　　もう、あまり時間がありません。
　　
　　どうか、助けて下さい。“


－深刻すぎる内容に困ったライアンは、形成外科医の親友バリーに相談します。

ライアン：どうすべきか分からない、僕の手に余る、今のうちに降りたい。

バリー：やめたいなら、責めはしない。だが、昔を思い出したよ。
　　　　やけどの患者がいた、全身の９０％が焼けて、とても苦しそうだった。
　　　　俺は怖くて見ていることが出来ず、たまらくなって逃げ出した、頭はパニック
　　　　そこで友達に電話した。彼はこう言ったよ

　　　　『ヘイ！怖いだって？患者の気持ちも考えてみろよ！』

ライアン：いい友達だ

バリー：お前（のこと）だよ（笑）。



そして、ライアンはこう答えます。

　⇒“肝心なのは死に方ではなく－、”どう生きたか”です。

　　　価値観が違っても彼はあなたを愛しています。

　　　怒りは、恥じる自分ではなく、

　　　「偏見」に向けるべきです。

　　　今は何よりも彼を大切に－、

　　　怒るのは、その後で十分です。


　この映画の最も泣けるシーンです。



また、投稿者からこんなお礼の手紙がペイジのところに来るようになりました。

“夫の暴力について助言を請いました。
彼女（シンディ）の視点は、とても新鮮です。
家族や友人より親身になってくれ、感謝しています。
他の人たちもきっと同じ気持ちでしょう。
神の恵みあれ“

これにより、ニューヨークでは“シンディーの人生相談”の話題でもちきりになり、ついにはマスコミ各社で“シンディー”探しが始まってしまう。一方、ニューヨークに帰ってきたシンディは自分が突如有名人になったことを知り、さらなる出世を遂げようとペイジの新聞社を買収しようとするシンプソンと結託する。その動きを察知したライアンは自分の一番大事なものを守るべく一世一代の勝負にでるのでした…。



そして、ライアンとペイジは互いに惹かれるようになり、ハッピーエンドで終わります。
ライアンがペイジにプロポーズするラストシーンもとてもいいですよ。
はじめは少し退屈かもしれませんが、だんだん面白くなってきますよ。
是非観てください。

※チャーリーとデニースは夫婦です、最近、チャーリーの浮気癖が原因で夫婦仲はよくないようです。

ラブ・アクチュアリー その２

またサボってしまいましたが、「ラブ・アクチュアリー」の続きです。



○モテない青年コリンのあり得ない話

モテない青年コリンは、アメリカに行きさえすればイギリス英語に弱い開放的なアメリカン・ガールをいくらでもナンパできると一念発起。そんなにうまくいくはずがないと友達が止めるのも聞かず、アメリカに渡りました。
そして、最初に入ったバーで、いきなりナイスな女の子に誘われます。しかも、３人です。みんな美人です。そのうちの一人は、テレビドラマ「２４」のジャック・バウワーの娘役で有名なエリシャ・カスパートが出演しています。
そのバーでの会話で、３人娘が、「ボトル」「ストロー」のイギリス英語の発音がおかしいことを笑っているシーンが、何故か、私はとても好きです。
その晩コリンは、３人に加えて、ハリエットという本命の彼女を加えて計５人で、彼女たちの家に泊まります。あり得ないです（笑）、事実このＤＶＤの解説で監督が言っていましたが、このコリン役の青年はギャラの受取りを辞退したそうです。
エンディングでは、コリンはハリエットと一緒にロンドンに帰国します、そして友達のためにハリエットの妹も連れて帰ります。この妹役の女優さんはデニース・リチャーズです、チャーリー・シーンの奥さんで、「００７／ワールド・イズ・ノット・イナフ」に登場しています。


○私がこの映画で最もお気に入りのシーンです。


マークは、親友ピーターの結婚式を盛り上げるため、サプライズなプレゼントをします。輝くような笑顔を振りまく花嫁のジュリエット（キーラ・ナイトレイ）と新郎ピーター。実は、マークはジュリエットにずっと片思いをしていました。彼女への想いを隠そうとついよそよそしい態度をとってしまうマーク。ある日、結婚式の時に撮影したビデオを見せて欲しいとジュリエットがマークの自宅を訪ねてきます。ビデオを見せたくないマーク。それを見つけたジュリエットが見たビデオには、彼女ばかりが写っていました。しばらく見ていた彼女は、ようやく彼の思いに気がつきます。
このシーンは、バックに流れる音楽のせいもありますが、何度みても涙が出ます。

そして、クリスマスの日に、マークはジュリエットに告白します。その告白の仕方は映画を観て下さい。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」でブレイクした、キーラ・ナイトレイですが、この映画の彼女が大好きです。



○妻を亡くして悲しみに暮れるダニエル（リーアム・ニーソン）。亡き妻の連れ子サムが、母を亡くしたショックで口もきいてくれないのかと思いきや、サムは、学校の一人の女の子に切ない片思いに悩んでいた。この片思いが成就するストーリーもいいですよ。


○ジェイミー（コリン・ファース）は、毎日コテージに通ってくるポルトガル人のメイド（オーレリア）に惹かれるようになる。互いに言葉がわからないながらも心が通じ合うふたり。ラストシーンで、ジェイミーが習いたてのポルトガル語でオーレリアにプロポーズをします。そして、「イエス」の返事をもらいます。
「英語を勉強したの？」
「念のためね♡」


すべてのストーリーがハッピーエンドではありませんが、心温まる作品です。

私だけかもしれませんが、この作品は何度か観たほうがいいと思います。

また、何度観ても飽きません。そんな作品です。

ラブ・アクチュアリー ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン このアイテムの詳細を見る

ラブ・アクチュアリー その１

2003年　監督：リチャード・カーティス
　　　　出演者：ヒュー・グラント
　　　　　　　　リーアム・ニーソン
　　　　　　　　エマ・トンプソン
　　　　　　　　アラン・リックマン
　　　　　　　　コリン・ファース
　　　　　　　　キーラ・ナイトレイ
　　　　　　　　ローワン・アトキンソン

　詳細は⇒http://cinematoday.jp/tb/T0001803


レンタルＤＶＤで、この映画を初めて見た時、多くの登場人物・細切れのストーリーについて行けず、最後まで見ないで返してしまいました。つまらない映画だと思いました。
その原因のひとつは、オープニングで、気持ち悪いロックスターのおじさんがでてくるからです。
この映画は大好きで、何度も見てますが、このロックスターのおじさんの部分は、今でも"早送り"しています。
でも、このおじさんは、１１歳の男の子の初恋に大きな影響を与えるので、不要ではないんです。

登場人物は１９人。主役？皆が主役です。舞台は英国ロンドンです。

お気に入りシーンです。

１，英国首相と秘書の恋
英国首相（ヒュー・グラント）は当選したばかりで、はじめて首相公邸に入ります。
ところで、首相のこと、英語では「prime minister（ブライム・ミニスター）」といいます。
「首相閣下」でもいいようです。知ってました？
　　
秘書：welcome prime minister.(ようこそ首相閣下。）
首相：手の振り方を練習しなくちゃ。
秘書：ご気分は？
首相：偉くなった気がする。
秘書：公邸職員の紹介を？
首相：国務を先延ばしできることなら、なんでも歓迎するよ。
　　
※ユーモアある洒落た会話です。こんなセリフがすらすら言えるといいですよネ。

ここで、首相は、ちょっと太目なお茶汲み係りの新人職員ナタリーを紹介され一目ぼれしてしまいます。
　俺は、英国首相だぞ！（独り言）
　　
別れた恋人に"デブ!"と言われたナタリーの話を聞き、
首相：首相の権限で、特殊部隊に頼んでそいつを暗殺させようか？
ナタリー：ご親切に、考えておきます。
　　
サッチャー元首相の肖像に向かって
　似た問題を？"鉄の女"には関係ないか？（独り言）

英国も米国との外交には苦労しているようです。
新首相も、国益のため、強気の米国には逆らわないようにする方針でした。
しかし、訪問して来たアメリカ大統領が、なぜかナタリーにちょっかいをだします。
それを見てしまった首相は、記者会見の席で大統領をガツンとやっつけてしまいます。

「英国は小さい国かもしれないが、偉大な国だ。シェイクスピア、チャーチル、ビートルズ、ショーン・コネリー、ハリーポッター、ベッカムの左足、右足もすばらしい。」
「イジメっ子の友達は要らない、"力"でかかってくるなら、私も強い姿勢をとる、大統領お覚悟を！」
険しい表情だった秘書やスタッフが笑顔に変わります。
イラク派兵で米国の言いなりと批判された、当時のブレア首相への痛烈な皮肉です。スカッとします。
現実だったら後が大変ですけど、映画だから・・。

福田首相！見てますか？

つづく

ニューヨークの恋人

この映画は、恋愛下手な男子に見て欲しい。
時間を越えた奇跡のラブ・ストーリーです。

主演：メグ・ライアン（ケイト）
　　　　ヒュー・ジャックマン（レオボルト）
監督：ジェームズ・マンゴールド

ニューヨークの恋人 特別編 ハピネット・ピクチャーズ このアイテムの詳細を見る

物語は、ケイトの元恋人スチュアートが、時間の裂け目を見つけ、１２５年前のニューヨークにタイムスリップし、そこで、落ちぶれた公爵家の跡取りのレオボルドに出会い、彼を現代のニューヨークに連れてきてしまうところから始まります。

そして、レオボルドとケイトが出会います。ケイトは、なぜか元恋人と同じアパートの階下に住んでいます。
出会いの場面、レオボルドが現代のニューヨークの街に出て驚く場面は、とてもコミカルで笑えます。

とくにお気に入りのシーンは、犬の糞を始末しろと女性警官に警告を受けるところです。
レオボルドの時代にはそんなルールはないのです。笑っちゃいます。

レオボルドは、いわゆる”理想の男性”です。品があり、礼儀正しく、教養が高く、正直で、馬術・音楽・武道の素養もあり、まさに”白馬に乗った王子様”の設定です。
でも、彼は、現代の人間ではないのです。
ケイトが泥棒にあった後、助けてくれたレオボルドに「あなたは誰？どこから来たの？」と聞いたように、この世には存在しない人なのです。

ケイトの弟チャーリーが登場します。役者のたまごです。その彼も不思議なレオボルドを慕うようになります。

好きなシーンを紹介します。ネタバレです。

■ケイトとチャーリーとレオボルドが３人で食事をしていました。まずそうな冷凍のポテトとハンバーグのような物を食べていました。
途中で席を立ったケイトを見て、レオボルドが立ち上がります。
ケイト：何なの？　どうして立つの？
レオボルド：はぁ？(I beg your pardon)?　レディーが立ったからです。
それを聞いたチャーリーも思わず立ち上がります。
※こんな、マナーというか習慣、みなさん普段から心得ていますか？笑えるシーンかもしれないけど、自分はとても恥ずかしい気持ちになりました。
※ケイトが怒るシーン、メグ・ライアンの口調がとても好きです。吹替えはダメですよ。

■この映画の最もお気に入りのシーンです。
ケイトが上司との食事中に、突然レオボルドが現れます。上司はケイトに下心があります。
レオボルドは、オペラが好きで、フランス語が流暢だと自慢する上司を、得意の教養でやっつけてしまいました。
ケイトは、あきれ、怒ってしまいます。
レオボルドは、その晩、彼女に対して侘び状を書きます。

チャーリーの気遣いでケイトは、この手紙を読むことができます。

”親愛なるキャサリン（ケイト）へ

”昨夜は醜態を演じてしまった”

”酒と君の美しさにすっかり酔ってしまった”

”愚かな見栄をはった自分を心から恥じている”

”謝罪を表明したく、今夜８時、屋上で僕と食事を”


と書かれていました。こんな短い文章で、お侘びと誠意と優しさが伝わり、心打たれます。
書きながら、思い出しても、涙がでるシーンです。

■そして、その晩ケイトとレオボルドは屋上で食事をします。質素だけれど、心がこもったディナーでした。
翌朝、レオボルドがケイトに朝食を作り、食べているシーン。
男性にそんなことをしてもらったことがないケイトは、嬉しくて泣いていました。(+_+)

■レオボルドが、チャーリーに片思いの彼女をデートに誘う指南をします。
「茶化したり、おどけたりでは、相手に気持ちは伝わらないよ、誠意をもって気持ちを言えばいい」そのおかげで、チャーリーはデートすることができました。

最後はハッピーエンドです。１２５年前に戻って２人は結ばれます。
タイムスリップの理論は意味不明で、どうして２人は戻れたのか？
そんなことどうでもいいじゃないですか！


メグ・ライアン大好きです。彼女の映画で一番です。

Shall we Dance？

　　サブタイトルの通り、「ただのダンス映画ではこんなに感動しない、ただのダンス映画ではこんなに泣けない」、まさにそんな映画です。日本版は見たのですが、日本映画らしく(？)、つまらなかったし、「たかがダンスだし．．」と思って、レンタル店に行ってもなかなか借りないでいました。
　ところがある日、『ウェディング宣言』・『メイド・イン・マンハッタン』を見てから、すっかりジェニファー・ロペスが気に入り、この作品を借りてみました。
　よかったです。特に、ダンスコンテストのシーン（残念ながら日本版とは比べものになりません、見事だと思います）、Ｊ・ロペスがリチャード・ギアに宛てた手紙を読むシーン、リチャード・ギアが一本のバラの花を手にエスカレーターで上って、奥さん（スーザン・サランドン）とダンスするシーン、そしてエンディング（音楽も）．．何度観てもいいですね。「ダンスがしてみたくなる」映画です。
　ちょっと残念なのは、日本版のひとつのテーマであった「ダンスでは、男性パートナーは常に女性パートナーを守らなければいけない（アクシデントで倒れたりした場合、男性は女性がケガなどしないようにしなければいけない）」という事が触れられていなかったことかな。
　日本のオリジナル版は、いいストーリーなのに映画としてはイマイチだと感じたハリウッドが、思わずリメイクしたくなったのではないかと思います。
この映画については、ブログやレビューで色々な意見がありますが、私は好きですよ。

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