名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

低気圧の置き土産と朝飯前の雪またじ

2013年02月13日 | セカンドルーム

 

低気圧の置き土産の雪は、朝方になってようやく止んだ。


枯葉に花が咲いたのは嬉しいが、通路も車もすっぽりと雪に覆われてしまった。


屋根の雪は重くなり、工房の看板も埋まって用を成さない。
暗いうちに除雪車が走ったあとは、雪の壁で塞がれている。


今朝も朝飯前の一仕事で、道路から玄関までの雪をかき、ライフラインを確保した。

 

埋まった車も発掘作業をするように、回りの雪を除けて道路まで出せるようにした。


除雪した雪はスノーダンプで運び、脇を流れる水路に穴を開けて流している。
町では雪の処理にお金が掛かるが、ここは労力だけで済むので有り難い。
お昼近くになると雲が切れて、鮮やかな青空が現れた。

 


集落のメインストリートも除雪車がきれいに雪をかいていった。
人手のある家は屋根の雪下ろしをしている。


我が家の屋根もぼつぼつ限界に来ているが、少しばかりの雪またじで息が上がり、見上げるだけで下ろす気力が湧いてこない。
低気圧は、はやばやと去っていったが、置き土産はたっぷりと残してくれた。

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薪を運んで低気圧の接近に備えた

2013年02月12日 | セカンドルーム

 

今朝は久しぶりに雪が降らない朝を迎えた。
冷え込みは相変わらずで、7時に散歩に出かける時の気温はマイナス13度だった。


昨日は風が強かったので、雪紋をあちこちで見かけた。
もう少し風が強いと、彫りが深くなったり雪庇が出来る。

暖房のしてある居間以外はすべて氷点下に冷え込み、ガラス窓に氷紋が描かれている。
冬は冷蔵庫の電源を切ってあるが、冷凍庫の氷が溶けることはない。
保冷庫兼保温庫になっているので、凍結を防ぐために野菜やみかん、油などを収納している。


午後は薄日が差して寒気も緩み、乗鞍岳も霞んで見えた。


低気圧の接近に備えて、窓の下まで薪を運び、家具の端材を細かく割って焚き付けを作った。
薪材は楢や欅などの広葉樹を使っているが、間伐した杉も併用している。
火力はどちらも変わりないが、杉は火持ちが悪くオキにならないので、くべる回数が増える。
広葉樹は逆で長い時間燃焼し、オキになってからも暖かさが続くので、薪ストーブには最適だ。

数日分の薪を部屋に入れ、盛んに燃えるストーブの炎を見ていると、低気圧の接近も雪も気にならない。

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雪の日は読書三昧

2013年02月11日 | セカンドルーム

 

今日も朝から断続的に雪が降っている。
一晩で通路も埋まり、車も雪をかぶっていた。


朝飯前の雪またじで、通路を除雪し車が動けるようにした。


薄い雲から光が漏れてくるが、陽が差すことは無かった。
気温はそれほど低くは無いが、北西の風が強く地吹雪も加わって、上からも下からも雪が舞う。
こんな日は動きが取れないので、終日家で沈殿するしかない。
昨日は町へ出たついでに図書館に寄ったのが正解で、退屈することなく過ごすことが出来た。


辺境の地で暮らす人々のルポルタージュと写真集で、恵まれない環境で暮らす人たちの生き様が写され記されている。
昭和は遠くなっていくが、われわれが育った時代やほんの少し前のこととは思えない情景だった。
ここでも昭和を垣間見るが、懐かしい風景は次々と消えていく。

その日は黒田夏子さんの、「abさんご」が掲載されている文藝春秋を買うつもりで本屋にも立ち寄った。
史上最年長の芥川賞受賞や、横書きで固有名詞を使わない文体に話題が集まっている。
立ち読みで2ページほど読んでみたが、それ以上根気が続かなくて買うのはやめた。
漢字なら斜めに読んでも内容は掴めるが、平仮名を頭の中で漢字変換しながら読むには忍耐が要る。
著者の狙いにについていけないのは情けないが、読み物はストーリーの面白さと、豊かな表現だと思っている。
最後まで読まないで失礼なことだが、根気と忍耐を強いられる読み物に耐えられなくなってしまった。

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厳しい冷え込みの中で春の兆しを見つけた

2013年02月10日 | セカンドルーム

 

今朝の冷え込みは厳しく、明け方の寒さで目が覚めた。


台所の温度はマイナス6度で、どの窓のガラスも氷の結晶が張り付いていた。
おそらく外の気温は、マイナス10度を越していただろう。
天気は曇り時々晴れで、薄日が差す時もあったが、断続的に雲が流れてくるたびに雪が降った。
今が一番寒い時期で、飛騨各地で雪や氷、寒さを売り物に様々なイベントが開催されている。
雪像コンテストやかまくら祭り、氷点下の森氷祭り、平湯大滝結氷祭りなど等、観光客の少ない時期の目玉になっている。
我が家の周りでも凍える風景は見られるが、例年に比べると寒気はいくらか弱いようだ。


家の脇を流れる水路が凍結する日は、いつもの年に比べて少ない。


七夕岩の滝も水量が少ないのか冷え込みが弱いのか分からないが、まだ上下が繋がっていない。


凍える寒さが続いているが、日当たりの良い南斜面では、春の兆しを目にするようになった。


水仙が雪を割って、花芽を突き出していた。水仙の群生地は、猪に荒らされて数が減ってしまったが、今年も可憐な花を楽しめそうだ。


ねこ柳も殻を破って、白い綿毛が次々と出てくる。
厳しい寒さが続いているが、草木の季節は確実に進んでいるようだ。

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つかの間の青空

2013年02月09日 | セカンドルーム

 

冬型の気圧配置に放射冷却が加わって、今朝は厳しい冷え込みとなった。
台所のたわしは凍結して軽石状になり、大根はバットのように硬く、湯沸かし器も作動しなかった。
大根おろしを作ったが、カキ氷のようにガリガリで、何ともいえない不思議な食感だった。
昨夜は少し雪が降ったが、木立の向こうから昇る太陽を久しぶりに見た。


太陽も少しずつ高くなり、寒い中にも春の期待が高まる。

ユキの小屋の覆いをまくって、陽射しをいっぱい入れてやった。


去年の秋まで耕作をしていた田んぼまで行ってきたが、まだ雪が締まっていなくて歩き難い。
今日のような晴天が続くと、昼間に緩んだ雪が夜間に凍結して、雪面を自由に歩くことが出来る。
まだ日照時間も短く陽射しも弱いので、飛騨弁でいう雪面を自由に歩く「かってこ」は、もうしばらく先になりそうだ。


お昼過ぎまでは、青い空が雪原に映えて眩しかったが、西から雲が流れてきた。
どうやら晴れ間は今日だけで、また明日からは雪模様だ。

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今日の山里は真冬日

2013年02月08日 | セカンドルーム

 

昨日は寒気が緩み、いくらかしのぎ易かったが、今日は一転して真冬日となった。
雪も朝から断続的に降り、時おり太陽が顔を出しても、すぐに雪雲に隠れてしまう。


雪が止んでも北西の風が強く、地吹雪のように雪原の雪を吹き飛ばしていく。
雪が降った朝は、動物たちの足跡をあちこちで見かける。
ウサギやカモシカは判り易いが、その他の小動物は見分けが付かない。


今朝は家の近くで、新しいカモシカの足跡を見かけたが、姿は無かった。
ユキは臭いを感知して警戒していたが、目が見えないので気配を探るだけだった。


カモシカの足跡は、偶蹄目の2本の爪が特徴で、一見してすぐにわかる。
大型の動物にしては敏捷で、アイゼンのように鋭い爪で岩場も難なく登っていく。
好奇心の強いことが災いして、人を見ても逃げようとしないので、時には命を落とすこともある。
2月15日までは狩猟期で山奥へ避難をしているが、休猟期になれば人懐こい姿を見せてくれるだろう。

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スギ花粉の飛散

2013年02月07日 | セカンドルーム

 

今朝も小雪が舞っていたが、気温はマイナス1度で、いくらか寒気は緩んでいる。


散歩コースに何ヶ所か杉林があって、そこを通ると鼻がむず痒くなり、何となく目がゴロゴロする。
気の早い花粉は、春を待ちきれずに飛び始めたのだろうか。


杉の木を見上げると、花粉を飛ばす米粒状の雄花がいっぱい付いている。


枝を折って振ってみたが、殻がまだ固くて花粉は出なかったが、今にも弾けそうに膨らんでいた。
今年は中国から汚染物質「PM2.5」が、偏西風に乗って飛んでくるとか。
それが花粉にまぶされると症状が悪化し、花粉症を発症する人が増えると言われている。
レーダー照射や領海侵犯なら防御体制を取れるが、偏西風は止められない。
これも厄介な隣人の嫌がらせだろうか。

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雪で明けて雪で暮れた

2013年02月06日 | セカンドルーム

今朝は7時を過ぎても空が暗く、音も無く雪が降っていた。
大粒な綿雪が降っていたかと思うと、乾いた粉雪がサラサラと降り続く。
上空を流れる雪雲の種類によるのか、気温のせいか分からないが、雪の状態が度々変わる。

ユキも小屋に篭ったままで、たまに伸びをしてすぐに戻っていく。


視界を遮るほど激しく降った雪は、午後遅くになっていったん止んだ。

雪の合間に散歩に出かけたが、家に着いたらまた降り始めた。
天気予報によると向こう1週間は雪マークが付いている。
山里の立春は名ばかりで、春分までは冬が居座るようだ。

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名古屋から高山へ

2013年02月05日 | セカンドルーム

 

青空の眩しい名古屋を出て、いつものように東海北陸道・郡上八幡ICを下りて、せせらぎ街道経由で高山に向かった。
せせらぎ街道の路面は、峠付近の日陰以外に雪は無く、普通の走行ができた。


渓谷も真冬の厳しさが消え、陽射しが温かく感じられる。


お昼前に着いた高山も晴天で、乗鞍岳など飛騨山脈の山々がよく見えた。

買い物を済ませて集落に着いたが、名古屋へ行く時に比べると、雪がずいぶん少なくなっている。


心配していた屋根の雪も薄くなり、雪下ろしをすることはなさそうだ。
聞くところによると、雨が降って雪がかなり溶けたとのことだ。
部屋の気温も0℃と高く、水道も湯沸かし器も凍結は無く、復旧作業なしですぐに使えた。


ユキはいつものようにあたりを嗅ぎまわり、異常が無いことを確かめて小屋へ入っていった。
午後遅く、久しぶりに雪道を散歩したが、昼間の陽射しで溶けた雪が早くも凍り始めていた。

街歩きの調子で散歩をしていると、ツルツルに凍結した道で転倒してしまう。
夕方になり、西から雲が流れ込み、風も急に冷たくなってきた。
ツルツル道と肌を刺す風で、少しずつ山里モードに変わっていく。

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立春の涙雨

2013年02月04日 | セカンドルーム

 

今日は立春。
暦の上では春だが、朝から雨が降ってうすら寒い。
これからの寒さを余寒と言うようだが、趣のある言葉も実感がない。
相変わらず寒暖の差や天気の変化が激しく、週の半ばから真冬に逆戻りするようだ。
不安定な天気も春に向かう兆しの一つと思いたいが、明日は山里で雪の洗礼を受けそうだ。

父の祥月命日で菩提寺へお参りに行った他は予定もなく、一日ゆっくり家で過ごすことが出来た。
テレビをつけると、どの局も団十郎さんの悲報を伝えていた。
中村勘三郎に続いて円熟した芸を期待されながら、この世を去っていった。
早すぎる死を惜しむ声は、歌舞伎界の大看板に限らず世の常であることが哀しい。
春一番が吹いたり、4月の陽気になったところもあるようだが、名古屋は寒い涙雨が降り続いた。

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名古屋・大須観音の豆まき

2013年02月03日 | セカンドルーム

 

今日の名古屋は風は強いが、明るい陽光は春を感じさせる。
堀川河岸の四季桜は花期が長く、まだ一杯花を付けていた。

名古屋郊外のレストランで友達と昼食を食べ、ひとしきり歓談を楽しんできた。
帰りの地下鉄で節分会を思い出し、途中下車して大須観音に参拝してきた。
ちょうど栄から行列してきた福の神や七福神などが到着したところで、境内は参拝客で溢れんばかりだった。


特設の桟敷から豆まきが行われたが、箱や袋をかざす人並みの後ろで素手で受けようとしたが、1粒もゲットできなかった。

大須観音は寺宝の鬼面に由来して、「福は内」の掛け声だけで「鬼は外」は禁句とされている。


福の神が撒いた豆は手に入らなかったので、観音様の福豆を300円で買って来た。歳の数を食べれば福が来ると言われているが、夫婦の合計で30粒ほど足りなかった。
福を招くには歳を取り過ぎたようだ。

萬松寺通りや仁王門通りなどを歩いて家に帰ったが、日曜日ということもあってどこも大賑わいだった。

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振り込め詐欺被害が急増

2013年02月02日 | セカンドルーム

 

雨上がりの名古屋は生暖かくて、厚着で乗り物や建物に入ると汗ばむほどだった。
明日からは冬型に戻るようで、これでは体が気温の変化に付いていけない。

留守中に警察から連絡があり、家人が出たところ振り込め詐欺犯に名前が漏れているので、怪しい電話には注意しろという内容だった。
気味の悪い話だが、捕まった犯人から押収した名簿に名前が出ていたようだ。
個人情報の漏洩はよく起こることで、企業や学校、病院などのリストがメールの誤送信やウイルス感染で外部への流出事件はよく聞く。
特にネット通販やクレジットカードなど、相手を信用した取引で悪意のある業者や担当者が悪用したら防ぎようがない。
流出した名簿はコピーされて、詐欺グループ間で流通しているので、回収は難しいようだ。
押収した名簿の中には、「高齢者(戸建)データ」「先物取引経験者」「未公開株購入者」「高額マルチ個人投資家」「大手企業退職者」「リタイア層女性」「夢見る老人データ」などの題名が付けられていたという。

2月2日付の日経新聞デジタル版の見出しに、「振り込め詐欺被害額前年比78パーセント増、過去最悪の363億円」と出ていた。
被害者の80%が60代以上で、女性は男性の3倍に上っている。
地域別では、東京、神奈川、千葉、埼玉、愛知で80%を占め、被害が特定の地域に集中しているのは、高齢者に電話を掛ける時に、方言を使う必要がないからと分析している。
振り込めやオレオレは既に古典的で、現金手渡しやカード預かりなど、新手の詐欺が次々に登場しているという。
図らずもターゲットにされてしまったが、世の中はますます油断も隙もならなくなっていく。

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高山から名古屋へ

2013年02月01日 | セカンドルーム

 

雪の山里から、春の気配を感じさせる陽気の名古屋へ来た。
定期便のように通っている「せせらぎ街道」は、清見町から西ウレ峠への登りと、そこから坂本トンネルまでの下り道が曲がりくねって続いている。


冬の間は積雪が多く頻繁に除雪車が走っているが、路面は圧雪状態で凍結している。
急カーブや勾配のきつい坂は頭に入っているので、あらかじめ減速して通り抜けている。
横転したり吹き溜まりに突っ込んだ車をよく見かけるが、毎回同じ場所で事故を起こしている。
自損事故だけならいいが、対向車にぶつかったら深刻な結果になる。
慎重に運転をしていても、事故に巻き込まれることもあるので、対向車とすれ違うときには、いつも緊張をする。

長距離ドライブに付き合うユキは、そんなことには無頓着で外の景色を眺めている。
いつも道の駅「パスカル清見」と東海北陸道の長良川SAのドッグランで休憩をして名古屋へ向かう。
狭い車内から開放されて、大きく伸びをしたりして最後の一走りに備える。


山里では厳しい寒さに耐えていたが、名古屋へ来ると飼い主ともども、室内犬のように弛んでしまう。

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