名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

知多半島の円空さん

2020年03月25日 | 趣味


知多半島先端の町「南知多町」の三カ寺には、
それぞれ円空仏が安置されている。



最初に訪れた成願寺は片名漁港の近くにあり、そこで「善女龍王像」の拝観をした。





頭上に竜をいただく像が多いが、こちらは胸の宝珠を竜が抱き
体や尾は衣紋の中へ入るように彫られている。



ご住職は日照りの時に、善女龍王に雨乞いをした
のではないかと話された。


↑片名漁港
愛知用水が出来るまでは、知多半島の人たちは
水不足に苦しんでいた。



次に訪れた如意輪寺は内海にあり、薬師如来像が
祀られている。



優しい表情と、胸のあたりに彫られた薬壺は、
円空仏の特徴をよく表していた。

お庫裏さんの説明では、富山の薬売りが背中に
背負って運んできたとのこと。



脇には知多出身の梅原猛さんの色紙が置いてあった。



同じ内海にある慈光寺には弁財天があるが、
不在で拝観できなかった。



隣には、江戸時代に活躍した内海船の船頭内田佐七の旧宅がある。
これも土日だけの公開で、見学はできなかった。



帰りには半島の最南端の羽豆岬に寄り、
羽豆神社に参拝した。



ウバメガシの原生林の中に、800メートルほどの遊歩道を登っていくと、
神社と展望台がある。





三河湾に浮かぶ篠島や日間賀島や伊勢湾の向こうには
志摩半島がくっきり見えた。







ここは夕焼けで名高いが、その時間までは待てないので、
ゆっくりドライブを楽しみながら家に戻った。
コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

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♪海は広いな大きいな♪ (Rei)
2020-03-26 11:10:48
知多半島講座受講していますのに
何れも知らないところばかりです。
800メートルほどの遊歩道>樹木の種類は違いますが
沖縄で見た風景に似ています。
円空さんは本当にいろいろな地を訪れておられますね。
そしてその足跡が残っているのもいいですね。
名鉄カルチャーセンター講座は全て休講中、4月からは改めて連絡が来ますが
さてどうなるでしょうか?
返信する
知多半島 (nko)
2020-03-26 12:51:07
Reiさん
備長炭の原料になるウバメガシの原生林は
珍しいです。
暖地性の森は沖縄に似ているかも知れませんね。
円空さんが知多へ行ったことや、寺に滞在した
記録は無いようです。
講座が再開したら、調べてみてください。
返信する
円空ぶつ (セイコ)
2020-03-27 18:16:04
善男善女の像の写真みせていただけてありがとう
返信する
円空仏 (nko)
2020-03-27 18:28:23
セイコさん
知多に円空の足跡はないけど、様々な
ルートで入ってきたようです。
調べてみると面白いかも。
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