二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

福音弓・新弓のご案内!

2021-02-21 16:13:51 | ●弓: 福音弓
新しい弓は、光風と、舜風と名付けられました。

竹はどちらの弓も、厳選された、いわゆる無節の竹(手元から15センチ前後のところに節が一つあります)を使用しています。

従来の二胡の弓は、弓魚の入っている部分が、弓毛の取り外しなどの時に裂けやすかった.のですが、その部分からの破損を防ぐために、竹をボンドで硬化させた上に、熱収縮チューブで保護してあります。

弓全体の重さとしては、ほとんどが52グラムから、55グラムと、従来製品の比較的重い弓と同じくらいですが、全体のバランスをとってあるため、みなさんの手には軽く感じ、また軽く動きます。そして弓の先端まで音が出やすくなりました。

竹は、自然のままではなく、和弓製作の技術に基づいた熱加工をしてあり、大変優れた反発力を持つようにしてあるため、換弦の際のスムーズな弓の移動がしやすくなり、早引きなどの時に素早い手返しを補助してくれます。

また強い反発力を持つため、手元での少しの力加減で先端まで音が出やすくなっています。

『光風』

光風の毛は、業者の方から南ロシア産(北モンゴル)と聞いております、馬毛を軽く脱色したものです。
脱色したものは、普通は脱色の薬品のおかげで、切れやすくもなりますが、この脱色はかなり程度が軽く通常の脱色したものよりは切れにくいのです。
脱色した効果は、毛の色の変化だけでなく、無脱色の物に比べて、馬毛一本一本のばらつきが少なくなるためでしょう、音がとてもクリアーになります。そのためか、楽器の紫檀や黒檀あるいは老紅木という樹種の違いによる音色の違いが、さらに際立ってきます。それそれぞれの樹種の音色を更に楽しめると思います。

また。この光風は、馬毛の束ね方を独自なものにしたため、音のの立ち上がりがとても速く、音の頭出しも優れています。
しかし、かつての麗風と同じように、演奏の際に脱力が身についていないと、初心者のころのような雑音も出る方も稀にはいらっしゃいます。
ある意味脱力をできるための練習になる弓とも言えます。

『舜風」

舜風は、同じく南ロシア産の無脱色の馬毛が80%カナダ産の黒毛を20%混合して、弓毛に仕立ててあります。
そのためにとても複雑な倍音を含むようになり、いわゆる二胡の音として皆さんが感じられるであろうように、音色つくりに気を付けています。
中国音楽にとても似合うと言われます。特に紫檀系あるいは老紅木の楽器には、その優しい甘い音色が強調されるようです。

光風舜風共に、楽器の性能を上げ、みなさんの演奏技術を補助し、活かすために作られた二胡の弓です。
特に上級者あるいは,さらなる演奏技術を上げたいと思う方のためにはお役に立つはずです。

耐久力は、南ロシア産の馬毛は大変高く、おおむね毎日5,6時間弾く人でも、1年半から、2年くらいは、毛替えをしないで済むようです。
毎日一時間弾く人なら、5,6年は持つという感じでしょう。(なお、弾き方や松脂の付け方によっては耐久力は、それぞれ違いますので、多少の違いはあります)

来週末には各地の教室、あるいは楽器屋さんに、置かせてもらいまして、みなさんにお試しいただくこともできるようにします。
(金沢のNMLさん、沖縄の二胡姫さん、福岡のニコロさん、浜松の葵楽器さん、魔法堂さん)
発売開始は、3月20日と考えています。

工房光舜堂西野和宏&ほぉ


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