二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

慣らし鳴らす、倣い習う。

2018-02-05 17:57:14 | ■工房便り 総合 
以前書きましたように、楽器も駒も慣らすというのは大切ですね。

二胡は最低でも本格的な音が出るのに、2年ぐらいかかるのだという人もいます。

窯は何人かのプロの人たちの意見を聞くと、やはり最低でも、

2週間くらいは弾かないとその駒の力が出てこないそうです

楽器でも人口皮のCDMなどですと、比較的早く数ヶ月で、かなり良い音になります。

皆さんに楽器ができたての本当にできたての音を聞かせてあげたいです。

意外と、全体としては育つのが速いCDMなどのほうが、最初の音出しの時の音というのは、

まあ、いやになるような、音色とも言えない音なのです。

とにかく弾きます。

最初の10分くらい過ぎるとどうやらまともな二胡の音に近くなります。

不思議なことに、少し休ませて、30分後くらいに弾き始めると、

なんとまあ二胡の音色になっています。

ここのあたりまでは、何とか私が慣らして、鳴らしておきます。

しかし同じように楽器でも、弾く人によっては、なかなかその本来の音にならない楽器もあります。

なぜ、そんなことが言えるのかといいますと。

暫く私が弾いていた楽器を、端たんたご来店したプロの人に弾いてもらった後では、

楽器の鳴りがずいぶん違うのです。

これ皆さんも経験したことはありませんか?

先生に楽器を暫く弾いてもらった後に、自分で弾いてみると、以前より楽器が良く鳴るような気がしたなどということ。

そんなことはありませんか?

毎日毎日弾けば、間違いなく楽器は育ちますが、、、

慣らし方、鳴らし方が違うと、育ち方も違いますね。

どんな楽器も、きちんと調整さえできていれば、紫檀は紫檀、老紅木は老紅木の良い音になりますよ。

と、言っていたのは金沢の、NMLの孟さんです。

??そこに、黒檀は入っていないの?

と聞きますと、あまり、黒檀の二胡そのものが、中国では喜ばれていないみたいです。

何となく鳴らない!

確かに、

以前から、何となくは思っていたのですが、黒檀端鳴りにくいのかも。

いえいえそんなことはありません私の黒檀は良く鳴りますよというのを見せてもらうと、アフリカンブラックウッド(マメ科)であったりします。

確かに黒檀は育ちにくいのかも、と思い。

自分でもあれこれ黒檀の二胡作ってみました。

結果出来上がったのが「風神」「雷神」

聞いたことのある方あるいは弾いて事のある方ご存知でしょう?

良く鳴ります。

鳴らすためには鳴るための楽器の材の厚みというのがあります。

同じような強さでたたいても、良く鳴る板とならない板があるように、その木なりに鳴る厚みというのがあるというのがあります。

先日ある人に言われたのですが、なんでそのデータ発表しないの、あるいは残さないの?

残しませんし発表もしません。

同じ黒檀だって、インドの黒檀もあれば、スリランカの黒檀もあり、また、その芯に近いところ、周辺部

木の元、末どちらも、硬さが違います。

含んでいる金属量も違います。

うっかり黒檀の厚みはこの厚みにして胴を造るとなどと書いたら、たちまち、そんなデータはでたらめだという事になります。

木が違えば当然、その木に合った厚みというのがあるからです。

大体がストラデヴァリウスなどのように有名な楽器でさえ、この楽器は鳴るけれどというのがあります。

楽器は一台一台が違うものだと今更いう事でもないでしょう。

皆さんのところに来た楽器は、皆さんそれぞれの楽器なのです。

よくご縁があってといいますが、ご縁があった楽器を鳴らすことが大切なのではないでしょうか。

強く最近感じることです。
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2 Comments

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Unknown (名古屋人)
2018-02-05 22:28:36
雷神さん、良く鳴ります、
一緒に活動している伴奏者にも
抜ける音だとよく言われます。

1年弱経ちましたので
またそのうち調整をお願いしたいと思いつつ
予定がなかなか合いません…

伺ったときにはプレートを装着したいです^^
名古屋人さん (nisino)
2018-02-10 09:57:20
プレート失礼しました今度ご来店の時にと考えていたら、そんなに近くはないですものね、風神雷神本当に良く鳴りますね、かな座へ行ったときに孟さんと話していて黒檀端はらないからなーーと話していて、帰ってきて中国製の黒檀分解してみて、木が厚すぎるのがわかりました。やっぱり一台一台気に合わせて削り込みというのが良い楽器を造るコツだとよくわかりました。でも気に入っていただいてよかったです。又いらしてくださいな

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