こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

Yo La Tengo  「Everyday」 2000年

2009-09-27 18:43:45 | 音楽帳


現在、テレビといえば見る番組を限定した生活で(「タモリ倶楽部」など)、情報の主力はAMラジオ・特にTBSラジオに限る。
あとの情報は、ネットからしか取り入れておらず、雑誌も買わない昨今。

そんな中、2000年以降の、新しい音楽との出会いというのが、ほとんどが偶然との出会いばかりである。

今日、紹介する「ヨ・ラ・テンゴ」もそんなうちの1つである。

***

出会ったのは2002年。
お茶の水・神保町界隈をいつものようにくねくね散策した折、夕暮れ時に、「JANIS 2号館」に入った。

そこで、たまたまかかっていたのが、この「Everyday」という曲。
一聴して気に入ってしまった。それは、あまりに、ぼんやりした夕刻どきと一致し過ぎた音楽だった。

一種、ジョイ・ディビジョンの暗さにも通ずる、闇に堕ちて行く感覚。
しかし、かたちんばのような病んだ精神には、癒しにも通じる感覚。

即レジに行き「これ何ですか?」と店員さんに尋ねる。
と出されたのが、ヨ・ラ・テンゴというへんてこな名前のバンド名の「And Then Nothing Turned Itself Inside-Out」というアルバムだった。



ジャケットが、これまた、あまりにも美しく、自分の描いているイメージに一致したので、即「これください。」となった。

***

2曲目の「Our Way To Fall」という曲も夕暮れどきに聴くには素晴らしいおだたかな名曲。

ただ、それがアルバム全体に展開しているかと思ったが、急に明るい曲やら、ロック色のある曲もあって、アルバム全体を流して聴くことは無いが、この1曲目・2曲目だけを聴くだけでも、このアルバムを購入する意義はあった。

しかし、1曲目・2曲目は、別世界に引きずりこまれるので、聴く方は、聴く体調・時間・タイミングに御注意を。
これを見て・聴いて・自殺されても、かなわないので。

***

このドローンとしたウツに傾いていくような曲「Everyday」は、まさに、このかたちんばの苦悩に満ちた「毎日」の様を映し出したかのように実に暗いが、その暗さに惹きつけられるのである。
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