「浅間山明鏡止水」あさまやま めいきょうしすい

「源氏物語絵巻・若紫」~写真と短歌で綴る世界文化紀行

「源氏物語絵巻・若紫」~写真と短歌で綴る世界文化紀行
 
24年1月7日日曜日NHK大河ドラマ「光る君へ」が始まりました。そこで源氏物語や紫式部日記・紫式部集に興味を持ちました。それらには和歌(巻名歌等)が沢山ありますが、その和歌の返歌を口語短歌と絵巻でブログ掲載をと思いつきました。返歌は源氏物語の内容や進行に合わせてではなく、短歌に沿った言葉・単語や自然・地名からヒントをもらい詠もうと思っています。そして源氏物語は絵巻もあります。平安時代から現在まで数多くの絵師が時代の華やかな景色を描いていますので合わせてご紹介したいと思っています。



18歳の光源氏は、病気治療のために北山を訪れていました。そこで女性たちのいる部屋を覗き見し、とんでもない美少女を発見。そしてこの少女が、恋焦がれる女性(父帝の妻・藤壺)によく似ていることに気が付きます。それもそのはず、若紫は藤壺の姪だったのです。これが光源氏と若紫の運命の出会い。ちなみに覗き見で恋が始まるのは、当時はごく普通のことでした。その後光源氏は若紫をこっそり自邸に連れ帰りますが、すぐには手を出しませんでした。2人が結ばれるのは、そこから約4年後です。

源氏物語巻名歌・4若紫
歌の背景
光源氏十八歳。北山の行者の許に出かけた際、ふと見かけた藤壺の宮に生き写しの少女。この少女をこれから自分が細やかに仕込んでいけばいいとは思うものの、胸に期待しているよりも劣っているのではないだろうかと、源氏は気掛かりになります。

「手に摘みて いつしかも見む 紫の 根に通ひける 野辺の若草」 光源氏



返歌
「うら若き けがれを知らぬ 若草の 夢にさまよう 愛おしい人」


幼少期の政略結婚に対して、光源氏は幼い頃から憧れている義母・藤壺への想いから、若紫を熱望しました。それなので「実際に若紫と会ってみたら期待外れなんじゃないか、藤壺とは似ていないんじゃないか」と心配するシーンもあります。ただただ藤壺の姿を求めていた光源氏。その藤壺は、若くして亡くなった光源氏の母に生き写しだと言われた女性です。母の記憶のない光源氏は、藤壺にも若紫にも、母の面影を探していたのかもしれません。

参照
https://angel-zaidan.org/genji_kanmeika/kanmeika-01/
https://intojapanwaraku.com/rock/culture-rock/162638/
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