ナサラ農法開発者の翡翠先生のブログ

農業が注目される今、本物の農業が必要です。安心安全で環境に優しい農業を推進します。美味しい・栄養価の高いものへと・・

長野ー7

2009-04-13 00:08:18 | Weblog
苺栽培農業家の方が自然農園塾をナサラ農法の塾を行うことになりました。
嬉しいことですね。

この方のところは、ブルーベリーも栽培していて、年々悪くなっているので、見て頂きたいとのことでした。

圃場に付き、見た光景はブルーベリーにとって可哀そうな状況でした。剪定木を腐蝕させたものを木の周りに沢山敷き、わらも敷いていました。これでは、よくなるはずがないですよね。

ブルーベリーは、ツツジ科の植物です。自然界では以前ブログでも紹介しましたが、岩山で一番最初に育つ木が松です。その松は、自分を守るために自ら葉を落とし、腐蝕させて土を造りあげていきます。そして、松葉は酸性で中性になるまで何年も年月をかけていきます。その松林の中で最初に育つのが、三つ葉ツツジ、蓮華ツツジ、ドウダンツツジなどのツツジ科ものです。薄い土の層に根を張らせて育つものですから、pHは酸性を好みますし、薄い土なので水捌けもよくなくてはいけません。そんな環境を好むものが、腐蝕させたものを大量に木の周りにおくと土の表面まで、植物は根を張るようにするため、表面を高くした分だけ根を生やさなければならないので、木は大きくなりません。これは、どんな植物にもいえることです。また、腐蝕させたものやわらを敷くとpHは中性よりややアルカリ性に傾くためいいはずがないのです。
保湿を保つためにと思ったのでしょうが、中性の好むものは良いですがブルーベリーには、いじめになりますね。

そこで、アドバイスしたことは、わら、腐蝕させたものを全て撤去して、ナサラ腐植を木の周りに1cmほど敷き、松葉かバーク(杉皮)を敷き並べるように指示しました。これで、自然に近くなるので元気になるでしょう。
後は、ミネラル、酵素を定期的に散布することで、甘くて旨みあるものになり、収量も増えるでしょうね。

松で最近・・山の松枯れは、松食い虫にやられているとあちこちでそんな現状がありますが、松林の松は、あまり枯れていないですね。松は酸性土壌で育ちます。広葉樹がまわりから、段々増えてきているところは、枯れてきていますね。落葉樹の葉は中性なので、松のまわりに枯れ葉が堆積するとpHがあがるので、松が弱り、マツノマダラカミキリにやられていきます。これが、松食い虫の原因ですね。
丈夫な木であるならば、植物ホルモンの分泌がいいので、病害虫にも強いのです。
ちゃんと自然が教えていますよね。
皆さんも自然をよく観察してみると面白いですよ。

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1 コメント

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感謝 (ナサラ自然塾塾長)
2009-04-13 07:35:14
今までの絡み合ったままの糸が昨日一本ずつ確実にほぐれ始め、今太い確実な綱として全てつなぎ合わせてくれたような気がしております。今朝はこころがなんとも清々しく生きている喜びを感じております。本当にいろんなことを教えていただきありがとうございました。こころから感謝いたします。全ての原点は自然にありと確信を持つことができました。いままでおぼろげにもっていた自然への畏敬の念が今は、そのもつ摂理自身が真理と受け止めそれを人に伝えていかねばならないという使命のようなものを感じております。是非これからも私もその一員として仕事をさせていただければ幸いです。本当にすばらし講義ありがたく拝聴し、お礼申し上げます。
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