ナサラ農法開発者の翡翠先生のブログ

農業が注目される今、本物の農業が必要です。安心安全で環境に優しい農業を推進します。美味しい・栄養価の高いものへと・・

富山に向かい移動中

2009-04-18 08:31:18 | Weblog
沖縄から戻り、富山に向かい車を走らせています。

最近、土日の高速道路はかなり走る車が増えました。先週、長野から帰る道中もとにかく渋滞が多く、普段より、2時間以上はかかります。

明日は、渋滞がないように祈るばかりです。

今朝、沖縄からお礼の連絡があり、かなり盛り上がっているようです。

長野も「ナサラ八ヶ岳中央研究所」と命名し、施設などを拡充するようです。

段々面白くなってきました。

沖縄-7

2009-04-18 00:06:54 | Weblog
午前中、雨の中圃場へ指導に行きました。
バナナ、サトウキビ畑です。
バナナは、植え付けしてあまり手入れのされていない感じでした。
古くなった幹の樹皮は、そのままでしたので、ゾウムシや蟻にやられていました。古くなってしまった樹皮との間が昆虫の住みかになります。
他の樹木もそうですね。柿などもそうです虫の住みかになるので、古くなった樹皮は冬場のうちに捲ると昆虫にやられません。
是非実施して上げていただきたいと思います。

キビの圃場では、キビの絞りカスが山に積まれていて茸が沢山生えていました。良い状態に見えたのですが、如何にも粒子が細かい状態のものでした。また中間より下の方が茸が出ていないので、ちょっとおかしいと感じて掘ってみると30cm程下から湯気が立ち上がり、そしてアミン臭がしだしたので、嫌気状態ですね。と答えました。

アミン臭は、皆さんも良く知っている生ゴミの腐蝕した状態のあの臭気です。鼻につく嫌な臭いですね。この状態は、嫌気性菌の分解によるもので、硫化物やメタン等を発生させ、pH3位の強酸性物質になります。
だから蠅が集ったりするんですね。
このような状態のものを畑に入れると作物は枯れてしまいます。
絞りカス等粒子の細かいものは、水が含むとべったりとし、酸素を通さなくなり積んである中が無酸素状態を起こします。よって嫌気にはしる事になるのですね。
細かい粒子のものは、木の粗いようなチップと混ぜて、30日ごとに切り替えしたりすると満遍なく発酵し、好気性菌による分解をするため臭気もでなくなり、pHは中性になります。
このようなことを理解して堆肥つくりをしてもらいたいと思います。

昼食は、昨日講演に来ていただいた「だいこんの花」という料理店の方のお店で食べました。品数の多い感じのよい良い店でした。
近いうちにナサラの野菜で作ってくれることと願っています。
安心安全な健康になる店として頑張ってもらいたいものです。


さて明日は、富山で頑張って行こうと思います。