たびびとの写真帖

   ーーー小さな旅の思い出写真集ーーー

「セイタカシギ」(水辺の貴婦人)

2019年01月09日 | 写真

2019.1.8 撮影(千葉県習志野市「谷津干潟」にて) 

 「セイタカシギ」:チドリ目 セイタカシギ科 セイタカシギ属の渡り鳥(または留鳥)。絶滅危惧種1B類に指定されている。クチバシから尾の先までの長さは370mmで、脚はきれいなピンク色で細くて長い。すっきりとした姿が美しいので「水辺の貴婦人」と呼ばれている。英名は"Black-winged Stilt"(黒い羽の竹馬)。ほとんどのオスは頭部が黒いが雌は白いのでだいたい見分けがつく。世界的に広く分布し、日本ではほぼ全土で(まれに)見られるが個体数は少ない。



 東京湾奥部の千葉県習志野市谷津・秋津地区に広がる約40haもの「谷津干潟」は、1993年(平成5年)にラムサール条約登録湿地の指定を受けた。過去数年の間に何度かここでセイタカシギの撮影をしたことがあったが、今回はかなり鳥たちの数が少ないように感じられた。広い干潟の周回歩道を歩いているうちに数人の高校生グループと出合った。彼らはすぐ近くの県立高校生だった。ちょうど放課後の課外活動中で、双眼鏡で鳥たちを観察し一人がメモをとっていた。しばらく立ち話をしていろいろ鳥たちの話をすることができたが、やはり最近は鳥の数がかなり少ないということを聞くことができた。彼らが小学生の頃はもっともっとたくさん鳥がいたとも話してくれた。これまでの記憶ではこれからしばらくは渡り鳥が多い季節で、春になれば巣作りも始まる。また近いうちにでかけて観察してみたいと思う。



  「セイタカシギ」は他の鳥たちと一緒にいてもその長い脚とすっきりした姿ですぐにみつけられる。 

 

 

 セイタカシギを探して長い干潟周囲の道を歩き回っているうちに夕刻が近づき西空が赤く染まり始めた。望遠レンズで追っていた一羽のセイタカシギが日差しで水面がキラキラと輝いている場所にさしかかったのでシャッターを切り続けた。その時は気づかなかったが、後で写真を見るとその鳥の姿の水面への映りこみと日差しによる特に長い脚の影とが重なっていて驚いた。これはまったくの偶然で、ねらってもなかなか撮れないと思う。夢中で撮影しているとこんな楽しいこともたまにはある。

 

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