たびびとの写真帳

*小さな旅の思い出写真集*

旅先・散歩中の心に残る写真が中心です。
旅の思い出・滝・風景・花の写真など。

「毘沙門沼」の黒い鳥

2018年03月08日 | 写真

2018.2.27 撮影

 福島県裏磐梯の「五色沼探勝路」を東側入り口から入ると最初にいちばん大きな「毘沙門沼」がある。沼の畔の道は深い雪でおおわれていた。この日はスノーシューのおかげで東側入り口から西側入り口の柳沼まで全コースを写真を撮りながら歩くことができた。毘沙門沼は入り口に近い広いブルーの水面はほとんど氷結していたが、奥のコバルトグリーンの水面がすこしだけ顔をのぞかせていた。この部分は日当たりはよくないがすこし水温が高いのだろうか。 

 その水面に数羽の黒い鳥が浮かんで動き回っていた。カラスと比べると小さい。体型や泳ぎ方はカモと似ているが羽は黒色なのでまったく別の鳥だ。望遠レンズでのぞいていると右側の二羽がこちらに顔を向けた。その瞬間にこの鳥の名を思い出した。羽は黒いがクチバシと額の部分だけ白い。これは昨年の冬に千葉港の海辺で見かけて撮影したことがある「オオバン」というめずらしい名の野鳥だった。

 

[参考]:2017.2.23 撮影(千葉港の浜辺にて)「再掲:2017.2.24更新記事より」

 上下2枚の写真の鳥は「オオバン」で、クイナ科 オオバン属の野鳥。羽は真っ黒だがクチバシと額の部分が真っ白でよく目立つ。この鳥は渡り鳥ではなく「留鳥」で、日本中の海辺や池、湖沼などで見かける。主に水草類を食べる。この写真でオオバンたちは浜辺に打ち上げられた海草を食べている。

 

 

人影に気付いたのか多くの鳥はいっせいに海に戻ったが、左端や中央の鳥は慌てることなく

こちらの様子をうかがっていた。クチバシと額が白いのがよくわかる。



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