スキー場最上部からの3000mのダウンヒルコース
1枚目のゴンドラをはさんで右サイドからのもう一本のダウンヒルコース
滑り降りる前にひと休みしたり記念撮影する若者たちが集まる絶景ポイント
ダウンヒルコース中間点からの中級コースへ向かうスキースクールの子どもたち
はるか下方のスキーハウスまで続く初級コースは土曜日で大にぎわいになっていた。
ここ数年来首都圏最大級の規模と雪質を誇る栃木県のハンターマウンテン塩原スキー場でまずは初滑りすることに決めている。千葉から車で4時間もあればゲレンデに立つことができる。雪質はさらさらの粉雪で一日中天気もよく一年ぶりの滑りを楽しむことができた。この冬は関東一円は降雪が乏しく、スキー場に着くまでははたして雪はあるのだろうかと少し不安な気持ちがあった。
一月下旬にしてはきわめて珍しいことではないかと思うのだが、東北自動車道「那須塩原IC」で下りるまで道路にも周辺の野山にも雪は見られなかった。那須一帯も雪景色はなく前方にそびえる那須連山の上半分くらいにやっと雪が見られるくらいだったから走りながらだんだんと心配になってきた。塩原温泉へ向かう山道にも行けども行けども雪がない。走るのは安全で楽だがこんなことはいままで経験したことがなかった。塩原温泉街の道路にもまったく雪がなかった。
やっとなんとか雪景色が見られるようになってきたのは、塩原温泉を抜けて「日塩もみじライン」に入り急な山道にさしかかってからだった。それでもスキー場の入り口にかなり近づくまでは道路の雪はとても少なかった。スキー場の駐車場にも雪はない!ところがゲレンデを見ると、たくさんあるコースはどこもきれいな雪で覆われていた。雪質もすばらしい。リフト脇の木々は雪をかぶってはいなかったが、最上部上級コースのあたりを見上げると標高が高いせいかうっすらと木々が白く目に映った。下のほうで足慣らしをしてしばらく後で最上部へ上がってびっくりしたのだが、周辺の木々は「雪の花」のようなとてもきれいな「霧氷」で覆われていた。なんともいえない美しい景色でしばらくは滑り降りるのもやめて夢中で写真を撮り続けた。
(2015/1/24 撮影)
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