木村長人(きむらながと)。皆さんとつくる地域の政治。

1964年(昭和39年)千葉生まれ。元江戸川区議(4期)。無所属。

区議会レポートの発行日と原稿執筆日

2011-04-12 20:12:42 | 地方自治
 4月11日または12日ごろに皆さまのお手元に届いたであろう「区議会レポート 22号」につきまして、とある方から匿名できついご指摘を受けてしまいました。それは、日付に関することがらです。

 指摘を受けた私としては、「えぇ、そう言われても・・・。発行日と原稿執筆日とは一致しないし、ちょっと誤解では」と当惑してしまいました。「いい加減な内容では困ります」というキツいお叱りまで受けてしまいました(悲)。一応、原稿執筆日も記事の中に明記していただけに、「そう決めつけなくても・・・」と思ったのですが、ご批判は甘受いたします。あとで記しますが、私が執筆日を冒頭の分かりやすいところに配置しておかなかった点は反省すべきと感じたのも事実ですので。
 
 ご指摘の趣旨は次のようなものです。

 「東日本大震災が発生してからおよそ2週間が…」と書いてあるが、区議会レポートの右上の日付は4月11日とある。いったいいつ書いたものなのか? 日付だけ変えたのではないか? という内容です。
 
 なるほど、全く意図しないところで、思いもよらぬ誤解が生じてしまうのだなぁと、反省いたしました。


 端的に申し上げれば、この12年間、区議会レポートは以下のようなルールで作成してまいりました。

 まず、レポートの右上の日付は皆さんのお手元に届くであろう日付を印刷しております。皆さんのお手元に届くであろう日を推測し、いわゆる「発行日」として位置付けているものです。完成原稿の入稿から、納品、封入作業完了までが、超特急でだいたい2週間、通常ですと20日くらいを要する工程となります。
 
 他の雑誌や書籍でもそうだと思いますが、原稿執筆日時を発行日とすることはないと思いますので、レポートに印字する日付が発行日になることは通常のあり方だと思うのですが・・・。発行日に原稿執筆時点の日付を記すケースのほうが、むしろ稀だと思うのですが、どうでしょう?

 卑近な事例をあげてみましょう。

 例えば、9月の決算委員会の議事録が出来上がるのがだいたい2カ月後の11月ごろです。決算委員会の特集記事として12月に区議会レポートを発行する場合、その日付は12月○日になりますが、その内容は否が応でも9月の内容を含むものとなります。しかし、だからと言って、12月お届けのレポートに9月○日発行とも書けませんし。今回も、基本的には全く同じ現象なのですが・・・。

 原稿執筆の日時と発行日との間にズレが生じてしまうのは避けがたいことです。ただ今回のような時々刻々と変わる震災の状況に関しては、原稿執筆日と発行日との内容的ズレに皆さんが特に敏感になっている点については、私自身がもっと意識すべきでした。実は、執筆時に特に気になったのは、震災による被災者数などの具体的データについてです。数字は時の経過とともに変化することが確実視されておりましたので、数字を揚げるのは避けたほうがよいのかと悩んだ点でもありました。ただ、数字やデータを取り除くと、内容の具体性が失われるという副作用も生まれます。考えた末、執筆時点で把握できている数字であるとおことわりをしたうえで、載せておくことにいたしました。

 一応、前文の終わりごろ(2ページ目の6行目)に、3月25日に執筆した原稿であり、レポート内の情報はその時の最新情報であるというおことわりを明記しました。「ここに記したものは、今日(3月25日)現在の最新情報であるとご理解下さい。(時々刻々と変化する被災者支援情報については、私のブログにて適宜、最新情報を提供してまいります。)」というくだりが、それです。

 ですが、分かりにくかったようです。

 前文冒頭の「発生してからおよそ2週間が・・・」の文章のすぐあとにカッコ書きで(3月25日)と記しておけば、誤解はかなり防げたものと反省しております。その点、配慮がたりませんでした。

 たぶんレポートの2ページ目をめくって頂けなかった方からは、今回のご指摘のように、日付がおかしいというお叱りを受けてしまうのでしょう。 

 ただ、執筆日も明記し、その時点での情報だというおことわりを書いていても、日付がおかしい、「いい加減な内容では困ります」とまで決めつけられてしまうのは悔しいかぎりです。

 まぁ、しかし、言われて気づくことや反省することもあります。もっと分かりやすい文章構成になるよう、今後も推敲と配慮には気を配りたいと思います。




江戸川区議会議員 木村ながと
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