内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

城館の中の小さな図書室

2015-10-14 04:47:32 | 写真

 1997年から2000年まで家族三人で住んでいたアパートは、現在の住居と同じ地区にあり、今でも外見は当時とほとんど変わっていない。現在の住居が同地区の南西隅にあるのに対して、そのアパートはずっと東寄り、ライン川から直線距離にして400メートルほどのところに位置している。
 昨年七月にストラスブールに再び引っ越してきてから、住宅地区であるそちらの方まで足を延ばす用は普段はなく、昨年九月に一度散歩の折に旧アパートの前を通ったことがあっただけだった。そのときは、懐かしさのあまり、しばしその場に佇み、当時を回想せずにはいられなかった。三階建の最上階だったその住居の東北東向きの窓からは、晴れた日にはシュヴァルツヴァルトの山並みを見渡すことができた。
 先月、自転車を買ってから、買い物に行けるスーパーの選択肢が増え、その一つには、旧アパートの脇が通り路になる。その買い物コースの行き帰りに、ちょっと足を延ばしてよく行くようになったのがプルタレス城公園。この公園については、昨年9月28日29日の記事で紹介した。

   

(写真はその上でクリックすると拡大されます)


 この公園は、旧アパートからは自転車で10分程度と近かったし、当時三歳の娘が通い始めた日本語補習校が城館内の一室を図書室として借りていたので、娘を自転車のチャイルドシートに乗せてよく通った。日本語の絵本のコレクションはかなり充実していた。今ではレセプションやパーティーなどの会場として主に使われているようだが、外見は当時とほとんど変わっていない。その脇の、おそらくは、元厩舎・納屋であった建物は、ちょっとお洒落なホテル・レストランとして改装されて営業している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿