内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

復活祭の四連休

2024-04-01 03:50:18 | 雑感

 昨日が復活祭で、その翌日の月曜日は国民の祝日です。アルザス地方は復活祭直前の金曜日も聖金曜日という休日です。つまり、毎年復活祭前後アルザス地方は必ず四連休になるわけです。
 毎年そのことを忘れては学生たちに指摘されていたのですが、なんとアルザス出身のフランス人の同僚も忘れることがあるそうで、やはり学生から指摘されて、その日に実施するつもりだった試験や補講を前後いずれかの金曜日に移動させざるを得なくなったことがあると言っていました。
 それでなくても、夏のヴァカンス、万聖節のヴァカンス、ノエルのヴァカンス、冬のヴァカンス、春(復活祭)のヴァカンスがあるのだから、そんなに休まなくてもいいじゃないかとも思うのですが、皆休むのですね。私ももちろん喜んで休みます。
 五月にはやたらと祝日があって、一日(水)はメーデー、八日(水)は1945年5月8日戦勝記念日、九日(木)は昇天祭(これは移動祭日で九日とは限らない)、二〇日(月)は聖霊降臨祭(ペンテコステ)の翌日の月曜日(これも移動祭日)です。水木と連休ですと、休日ではない金曜日も多くの人たちは自主的に休みにしてしまい、親が子どもに学校を休ませることも珍しくありません。つまり、五連休になります。ちなみに、このように休日に挟まれた日を休みにすることをフランス語で faire le pont と言います(橋を架ける仕事ではありません)。
 こうなりますと、なんか休みの合間に仕事してるって感じになりますね。もっとも、かく言う私は今学期研究休暇中なので、ほぼ毎日が休日のようなものですが。
 さて、今日から六日までの五泊六日、ロワール地方のブロア(Blois)という街あるいはその付近に滞在します。でも、ヴァカンスじゃありませんよ。お仕事でもありませんが、ちょっと通訳みたいなことをいたします。詳細は後日報告いたします。
 この間、滞在先でネットに接続できる環境なのかどうか確かではなく、接続できないとなれば、このブログへの投稿も休止せざるを得ません。二〇一三年六月二日の開始以来、一日も休まず投稿してきただけに、もしそうなるとちょっと残念なのですが、記事は毎日書いておいて、後日それぞれの日付に投稿することにしようかと思っています。
 皆様にとりまして、今日がよき四月の始まりでありますように。