内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

とても楽しい一日

2022-08-06 23:59:59 | 雑感

 昨日で集中講義が終わり、今日から少し本当の夏休み気分に浸れる。少しというのは、九月初旬に学会発表、九月半ばと月末がそれぞれ締切の論文があるからである。発表の準備はすでにほぼ終わっているのでさほど心配ではないのだが、二つの論文の方はやや気が重い。どちらも過去のシンポジウムでの発表が基になるとはいえ、枚数制限が緩やかなので(それ自体はありがたいことなのだが)、発表原稿をちょっと手直しするだけでは済まされず、拡充する必要がある。それにまったく異なった発表内容なのである。半ばが締切の方は武士道の精神史についてであり、月末締切の方は自然と技術の関係についてである。参照される文献も当然まったく違う。どちらも時間がある八月中に目鼻を付けておかなければならない。毎年年度始まりの九月は忙しくて論文執筆のために思うように時間が取れないことがわかっているからである。こうしてブログに書いているのも、自分で自分に命令を発して、徒に時を過ごしてしまわないように戒めているようなものである。それにしても、二、三日は気を緩めてもいいではありませんか。
 というわけで(というわけでもないのだが)、今日、滞在中の妹夫婦のところに昼一家族四人の来客があり、私も昼食に相伴させてもらい、したたかに飲んだ。どれくらい飲んだか、よく覚えていないほど飲んだ。酒は強いほうだが、こんなに飲んだのは十数年振りのことである。来訪した家族の六歳と四歳の兄弟ともよく遊んだ。私はもともと小さな子どもたちが大好きで、彼らと真剣に話したり、本気になって一緒に遊んで時を忘れるのを無上の喜びとするものである。
 飲み過ぎは褒められたことではありませんが、とても楽しい一日でした。