あけましておめでとうございます
新しい年を迎えたのを期に、ブログのタイトルも変更してみました。
その名も「手技療法の寺子屋」です
そう、当院で開催しているセミナーと同じタイトルです。
今月でブログを開設して1年になろうとしていますが、あらためてバックナンバーを見てみると、なんとほとんどが手技療法の記事でした
そういえば、私は生まれてこのかた日記が苦手で続いたためしがなく、夏休みの宿題の日記も8/31にでっち上げて書いたものでした
しかし手技療法のことなら、あれこれ頭を悩ませつつも書くことができます。それならということで、いっそタイトルも変えてしまうことにしました。
寺子屋といえばその昔、読み・書き・そろばんなどの基本を繰り返していねいに教えたそうです
私が当院のセミナーを「寺子屋」としているのも、手技療法の基本的なところをじっくり大切に伝えたいと思ったからです。
今の世の中は忙しいためなのかインスタント感覚が主流のようで、てっとりばやく身につけようとする方が多いように思います
しかし、やはり手間ひまかけないと身につかないことはたくさんあります
評価にせよテクニックにせよ、技術的なことは繰り返し練習しなければなりません。
球技のドリブルやシュート、格闘技の突きや蹴りなどの基本練習というのがどれほど大切なものなのか説明はいりません
ところが手技療法は、その基本を習得するステップすら整備されているとはいえないのではないでしょうか
基本の中でも私がいちばん重視しているのは、何度も書いて来ましたが「身体の使い方」です。
テクニックを使うとき、身体の力を使ってということはよくいわれます。
ではどう使うかというと「体重を乗せて」にとどまっていることが多いようです。
そのため、体重を乗せにくいところは手先の力を用いがちです。
手先の力を使うと、組織の緊張状態を感じ取るモニターの感度が落ちるとともに、微妙な力のコントロールをしにくいので患者さんによけいなダメージを与える可能性があります。
そして、治療家自身の身体も傷めやすくなります
せっかくこの業界に入ったのに、指などの身体を傷めて離れてしまう方と今まで何人も会ってきました。
自分の身体を傷めるというのは、たいへんマジメな方です。
手を抜いて適当にやっていたら、自分の身体を傷めるなんてことはないでしょう。
(そういえば手抜治療院と領収書に書かれたこともあったなあ… くわしくはこちら)
そんなマジメな方が、業界から離れてしまうなんて私はとても悲しいです
そのようなことが起きないよう、習得方法をステップ化していく必要があります。
センスがものをいう面があるのは何ごともおなじですが、それを技術化して、より多くの後進が努力さえすればきちんと習得できるように整備していくのは、先にこの道に入った者の務めだと思います。
そして、それが多くの患者さんのためでもあります
ですから私は、いろいろなテクニックの共通要素をまとめて、どのテクニックを行うにせよ身につけておかなければならない技法を整備したいと思っています。
まずは私自身も考案にかかわったASTRを主として、試行錯誤しつつその成果をお伝えするつもりです。
「手技療法の寺子屋」にはそのような思いを込めています。
セミナーと合わせて、ブログでもそのようなことができたらいいなと思います。
でも考えが煮詰まって、更新が滞ったときはご勘弁してくださいね
それでは、今年もよろしくお願いします
新しい年を迎えたのを期に、ブログのタイトルも変更してみました。
その名も「手技療法の寺子屋」です
そう、当院で開催しているセミナーと同じタイトルです。
今月でブログを開設して1年になろうとしていますが、あらためてバックナンバーを見てみると、なんとほとんどが手技療法の記事でした
そういえば、私は生まれてこのかた日記が苦手で続いたためしがなく、夏休みの宿題の日記も8/31にでっち上げて書いたものでした
しかし手技療法のことなら、あれこれ頭を悩ませつつも書くことができます。それならということで、いっそタイトルも変えてしまうことにしました。
寺子屋といえばその昔、読み・書き・そろばんなどの基本を繰り返していねいに教えたそうです
私が当院のセミナーを「寺子屋」としているのも、手技療法の基本的なところをじっくり大切に伝えたいと思ったからです。
今の世の中は忙しいためなのかインスタント感覚が主流のようで、てっとりばやく身につけようとする方が多いように思います
しかし、やはり手間ひまかけないと身につかないことはたくさんあります
評価にせよテクニックにせよ、技術的なことは繰り返し練習しなければなりません。
球技のドリブルやシュート、格闘技の突きや蹴りなどの基本練習というのがどれほど大切なものなのか説明はいりません
ところが手技療法は、その基本を習得するステップすら整備されているとはいえないのではないでしょうか
基本の中でも私がいちばん重視しているのは、何度も書いて来ましたが「身体の使い方」です。
テクニックを使うとき、身体の力を使ってということはよくいわれます。
ではどう使うかというと「体重を乗せて」にとどまっていることが多いようです。
そのため、体重を乗せにくいところは手先の力を用いがちです。
手先の力を使うと、組織の緊張状態を感じ取るモニターの感度が落ちるとともに、微妙な力のコントロールをしにくいので患者さんによけいなダメージを与える可能性があります。
そして、治療家自身の身体も傷めやすくなります
せっかくこの業界に入ったのに、指などの身体を傷めて離れてしまう方と今まで何人も会ってきました。
自分の身体を傷めるというのは、たいへんマジメな方です。
手を抜いて適当にやっていたら、自分の身体を傷めるなんてことはないでしょう。
(そういえば手抜治療院と領収書に書かれたこともあったなあ… くわしくはこちら)
そんなマジメな方が、業界から離れてしまうなんて私はとても悲しいです
そのようなことが起きないよう、習得方法をステップ化していく必要があります。
センスがものをいう面があるのは何ごともおなじですが、それを技術化して、より多くの後進が努力さえすればきちんと習得できるように整備していくのは、先にこの道に入った者の務めだと思います。
そして、それが多くの患者さんのためでもあります
ですから私は、いろいろなテクニックの共通要素をまとめて、どのテクニックを行うにせよ身につけておかなければならない技法を整備したいと思っています。
まずは私自身も考案にかかわったASTRを主として、試行錯誤しつつその成果をお伝えするつもりです。
「手技療法の寺子屋」にはそのような思いを込めています。
セミナーと合わせて、ブログでもそのようなことができたらいいなと思います。
でも考えが煮詰まって、更新が滞ったときはご勘弁してくださいね
それでは、今年もよろしくお願いします
最近、ようやく身体の使い方の重要性が分かってきました・・。
変に力が入ると疲れますし、指先が震えて圧がぶれてしまうんですよね。
ブログの更新楽しみにしています
そう、おっしゃるとおりだと思います
身体の使い方なんて地味なので、あまり注目されません
でも、技法として手技療法を植物に例えるなら、身体の使い方は「根」にあたる部分だと私は思います。
根さえしっかりしていれば、枝のはり方(各テクニック)はいかようにでもなります。
反対にいろいろなテクニックをかじっても、根となる身体の使い方がしっかりしていないと、なかなか身につきません。
地味ですが、マイナー好きな私としては力を入れたいところです