《FBより》
問診の時、何度か見えている患者さんから逆に聞かれてしまいました。
「ときどき、焦点の合っていないような目をされている気がするのですが、どうかなさっているのですか?」
すっ、するどいっ!!
問診の時は話だけを聞いているのではなく、声の出し方やトーン、呼吸の仕方に加え、挙動やしぐさも見ています。
例えば「首が痛い」という相談を、首を動かしながらお話しされている場合は、シビアな症状ではなく心の緊張も少ない可能性が高いなど、何気ない動きからいろいろ情報をあつめることができます。
(ただし重い病気かどうかは話が別。ガンの骨転移などもはじめは強い症状を出しませんから。)
さらに挙動やしぐさから、どこに異常があるかを大よそ特定していきます。
首の痛みは前側の緊張から起こっていそうだとか、首の訴えだけどもっと下の胴体の影響が大きそうだ、など。
この段階では、目の焦点をどこかに合わせるよりも、景色を眺めるような目の使い方で、全体の動きを見たほうが個人的には見当がつけやすいです。
目的に応じて、時々目の使い方を変えるのですが、もしかしたら患者さんによっては「ちゃんと話を聞いていない」と誤解して受け止める方がいないとも限りません。
自分が見ているということは、相手からも見られているということ。
今回のことに限らず気をつけないといけません。
修行は続きます。
「汝が深淵を覗き込むとき、深淵もまたこちら側を覗き込んでいるのだ」ニーチェ
問診の時、何度か見えている患者さんから逆に聞かれてしまいました。
「ときどき、焦点の合っていないような目をされている気がするのですが、どうかなさっているのですか?」
すっ、するどいっ!!
問診の時は話だけを聞いているのではなく、声の出し方やトーン、呼吸の仕方に加え、挙動やしぐさも見ています。
例えば「首が痛い」という相談を、首を動かしながらお話しされている場合は、シビアな症状ではなく心の緊張も少ない可能性が高いなど、何気ない動きからいろいろ情報をあつめることができます。
(ただし重い病気かどうかは話が別。ガンの骨転移などもはじめは強い症状を出しませんから。)
さらに挙動やしぐさから、どこに異常があるかを大よそ特定していきます。
首の痛みは前側の緊張から起こっていそうだとか、首の訴えだけどもっと下の胴体の影響が大きそうだ、など。
この段階では、目の焦点をどこかに合わせるよりも、景色を眺めるような目の使い方で、全体の動きを見たほうが個人的には見当がつけやすいです。
目的に応じて、時々目の使い方を変えるのですが、もしかしたら患者さんによっては「ちゃんと話を聞いていない」と誤解して受け止める方がいないとも限りません。
自分が見ているということは、相手からも見られているということ。
今回のことに限らず気をつけないといけません。
修行は続きます。
「汝が深淵を覗き込むとき、深淵もまたこちら側を覗き込んでいるのだ」ニーチェ