こんにちは浦田関夫です

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高徳寺第十八世住職継職報告法要

2016年05月15日 07時25分16秒 | Weblog


 昨日は、菩提寺の高徳寺の住職継承式法要に出席しました。
 高徳寺は、1601年に開設された415年が経過しています。
雅楽ではじまった法要は厳かな雰囲気でした。

 記念法話をされた古田和弘九州大谷短期大学名誉学長の話は、宗教(親鸞聖人)の教えをわかりやすく話されました。

 要約すると、お寺を取りまく環境は大きく変わったといわれるが、人々の心が変わってきているのである。
 熊本の大災害でも判るように「熊本は地震など災害はない」といわれていた。だから、大きな企業が熊本には進出しているのです。
 最近の災害の状況を見ると「地球が怒っている」感じがする。
 世界の核兵器は、地球を40回も壊せるだけの威力を持っている。これは、人間のおごり高ぶりの現れである。
 私たちは、科学を信頼しているが、無条件で信用して良いのか。
人間の欲望を満たすための科学が発達しているのでは。

 人間の五つの濁り(間違い)を正すのが親鸞聖人の教え
・見濁=モノの考え方が濁っている
・却濁=時代が濁っている
・煩悩濁=欲望
・衆生濁=人間そのものが濁っている
・命濁=命を私物化し大切にしない

 法然上人の父は、武士であった。ある日父は闇討ちにあい死亡するが、死ぬ前に法然に「決して仇討をしてはならない」(復讐の無益)といったそうです。
 当時は、父が仇討ちをされたら子どもは「仇討ち」をするのが習わしであったそうです。
 そうすれば、「辻斬りの連鎖」が起きます。
法然は、「敵も見方も助かる道」を求めて9歳で仏法の世界へ入門したといわれます。
 なるほどと、今でも通じるお話でありました。

 最後に新住職は、「15年前に何も判らず入った仏門のであったが、多くの方から支えられて今日を迎えられた」とお礼を述べました。







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