kmiyaのブログ

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金閣寺

2021-06-17 21:26:19 | 読書
舞鶴湾に面した志楽村に溝口少年がいた。時代は太平洋戦争が始まったばかり。溝口の父は丹後半島で事業を行い、溝口少年は舞鶴の祖母に育てられた。近くに有為子という美しい女性がいた。その有為子は海軍脱走兵と駆け落ちを行い、そこを憲兵に射殺される事件が起こる。溝口はその事件を目の当たりにした。その記憶は後々まで溝口の記憶を覆った。溝口は生まれつき吃りであった。その吃音から劣等感を抱える。戦争が激化する中、父親が溝口を京都の金閣へと連れていく。ここで見た金閣に溝口は圧倒された。そして溝口は金閣の徒弟へとあがることとなった。ここで同じ境遇から東京からやってきた鶴川という青年と出会う。二人は臨済学を学び切磋琢磨した。やがて終戦を迎える。終戦後、金閣には外国軍人がたくさんやってきた。そしてそうした軍人には必ずと言ってよいほど日本の娼婦がついていた。ある日そうした軍人に金閣の案内役として溝口がついた。ここで軍人と娼婦が喧嘩を始めた。これに割って入った溝口は逆に軍人ににらまれることとなる。溝口の弱さが出る。金閣の副司の紹介で溝口は大谷大学へと進学する。大学で溝口は仏教へと益々帰依していくこととなる。一緒に入った鶴川とは距離を置き、柏木という青年と知り合う。柏木は内飜足というハンディを持っていた。これが吃りの溝口と共通するものを感じたのである。そして溝口と柏木は上臈や通いを始める。あたかも平家物語の古督局を思わせるものであった。入学時は成績優秀だった溝口もそのうちに成績が急落する。遂に学年で最下位の成績となった。そして休みをとって故郷の舞鶴に戻った溝口は舞鶴湾を目にしたときに「金閣は焼かねばならぬ」と感じた。曲がった感情がわきあがる。京都へ戻った溝口は金閣の裏木戸からしのべる細工をした。火災報知器が故障していることも把握した。事件の前日、前々日と上臈へと通い、まり子とう娼婦に「1か月のうちに名をあげる」と息巻いた。そして昭和25年7月1日、溝口は金閣に忍びこれに火をつけた。燃え盛る金閣に溝口の曲がった性格がこれに相対した。
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その橋まで(下)

2021-06-15 22:09:51 | 読書
奥美濃長野ダム湖畔のドライブモーテル越前で女の縊死体が発見される。女の身元は所持品から津茂川まつ子とわかる。まつ子は男と同伴でやってきたが、その男の行方は知れない。一方大垣での女性の木島うた子の死体を巡って岐阜県警の松山刑事が崇福寺の愚堂和尚を訪ねてきた。名本登が捜査線上に上がっていた。名本は車の免許をとり、大垣から福井などへ足を伸ばしていた。そうしたことを愚堂和尚は把握していなかった。しかし名本は保護観察の身である。警察が直接手が出せない。そこで愚堂和尚は名本を問い詰めることとなる。こうした警察の動きに今度は名本が、真柄きよ子の事件を巡って東海観光の遠見という社員を怪しんだ。事件当日深夜に集金に訪れている。一方で名本は大垣で世話になっている上島の妻のもと枝と姦通の仲であった。名本は遠見の身元を探った。遠見は事件後に会社を辞め、奥美濃の実家へと戻っていた。そこを訪ねた名本は遠見仙太郎というその男が、盲目の祖母を世話しているところを目撃する。そして仙太郎も過去婦女暴行で二年の刑務所暮らしをしていたことを知る。過去を持つ同じ身同士に感ずるものがあったかもしれない。岐阜市内で開かれた保護観察司の講演会で刑を服する者たちの共通点が話題となる。それは嘘をつくことらしい。名本の元に行方不明であった父が南紀勝浦に暮らしていることを知る。名本はそこを訪ねた。老齢の父を沼田たねという女性が身の回りの世話をしていた。その父が亡くなった。名本はたねにお礼を言い、父の遺骨を抱いて岐阜に戻り、更に故郷である富山へとその遺骨を運んだ。そこで知らされた岐阜からの知らせ。真柄きよ子、木島うた子の殺人犯の犯人が遠見仙太郎とわかり逮捕されたとのことであった。富山へ父の遺骨を納めた名本はその帰り道でチンピラに持っていたミノで腹部を刺された。病院へ運ばれ命は助かった。そして退院の日、名本は警察へ逮捕された。津茂川まつ子の殺人事件で名本が奥美濃へ欅買いに行ったところへ知り合ったまつ子にモーテルへ連れ込んだところで痴情のもつれで殺人を犯してしまった。名本が愚堂和尚へあてた手紙に罪を犯してしまった者の持つ性のようなものがそれを物語った。
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久しぶりの弓道ネタ

2021-06-13 23:33:15 | 弓道


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その橋まで(上)

2021-06-11 18:00:15 | 読書
昭和43年8月10日岐阜刑務所から名本登が仮出所する。身元引受人として崇福寺の笹本愚堂とこれから登の働き先として引き受ける太地喜三郎が連れ添っていた。名本登は殺人罪で無期懲役であったがそれから17年の刑期を終えて更生能力ありと判断され仮出所が決まった。崇福寺へ戻った登に愚堂から一通の手紙が渡された。差出人は福井の真柄きよ子と書かれていた。登の幼馴染であった。二人は富山の出身であるが、きよ子は年頃になると一度嫁へと出た。しかし姑との折り合い悪くわずか2か月で戻ってきた。その後きよ子は福井へ移りラーメン店で働いていた。登は名古屋へ出て働きそこで殺人事件を起こす。登の刑務所での生活の間もきよ子は手紙を登に送っていた。そして今回仮出所が決まりそれを祝い、一度岐阜へと行きたいとの内容であった。登の普通の生活が戻ってきた。そして登の元にきよ子がやってきた。二人は再会を祝し、岐阜市内を歩いた。そして長良川沿いの清光園という連れ込み宿へと入り二人は結ばれた。しかし登は更生期間の身、宿を出て家へ戻る。きよ子はここで一泊して翌日には福井へ帰るはずであった。その夜きよ子は何者かに殺された。しかし自殺を偽造されて首を吊った形で発見される。岐阜県警では同時に発生していた高富町の一家殺人事件に追われきよ子の事件は自殺として処理をした。しかしこれに疑問を持ったのがきよ子の働いていたラーメン店の店主羅東伯である。彼は福井県警の松山貞三に相談。すると福井県警ときよ子の出身地である富山県警も動く。松山貞三は岐阜へと足を運び、登へも嫌疑をかけて捜索するが、登には事件当日のアリバイがあった。事件の真相はわからない中、登は工場の同僚である磯原茂から大垣の木工職人のことを聞く。太地の工場ではもっぱらヤグラコタツの製造に明けくれ他のものが作れない。登は大垣の上島作太郎という工場へと身を移し新しいことへ挑戦した。そして年が明けた正月、大垣のモーテル「夢路」で一人の女性がやはり縊死体として発見された。所持品から谷汲村の木島うた子とわかる。しかしうた子の父親木島嘉吉は嫁入り前のうた子がそうしたところへ行くことへの心当たりが見当たらない。うた子の最後の目撃者である友人の小西かの子も当日は普通に二人で遊びに行き普通に分かれたと証言している。ふたつの事件の真相は?そして登と事件の関係性は何なのか?
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球状星団と天の川

2021-06-09 22:05:40 | 星見
週末はまた天気が良くない予報に昨夜は我慢しきれず神野山へでかけた。夏至が近づきなかなか暗くならない。漸くくれたところでまずはこと座のM57


続いてヘルクレス座のおなじみM13


そして今回初者はへび座のM5


次にへびつかい座のM10


そしてさそり座のM4


こぎつね座の惑星状星雲M27


次に夏の大三角を天の川と一緒に


続いてさそり座と天の川中心部


最後にさそり座の心臓部を撮影。このガスを撮るのがなかなか難しい。
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