ほぼ週刊 元祖ブルーォグラス

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今日のSciota【導入編】

2012年11月13日 | 自由研究
全国1億3千万人のブルーグラスファンの皆様こんばんは。

今日取り上げるのは最近流行ブルーグラスの楽曲、「Big Sciota」。
Bryan SuttonやChris Thile、Sierra Hullなどの演奏でもおなじみのこの曲は、みなさんも一度はステージやジャムで演奏した経験があるのではないでしょうか。

そしてこの曲を演奏するときにいつも我々日本人を悩ませるのが曲名の発音。

すぐに考えられる発音は「シオタ」「サイオタ」、またはその中間で誤魔化す、もしくはわからないことを逆手にとってMCで使う、のどれかではないでしょうか?

そこで今日は「Sciota」どのように発音するか、そもそも「Sciota」ってなんなのか、白黒決着を付けようという記事です。

ではまず、google.co.jpで「Sciota」を検索してみましょう。

するとSciotaはイリノイ州マクドナウ郡の街の名前だという検索結果が上位にきます。
やはり、読みにくい英語のスペルは大概固有名詞。地名か人名です。

ということで本稿では「Sciota」はこの町の名前だという仮定で話を進めたいと思います。

では「シオタ イリノイ」で検索するとどうなるでしょうか?

するとイリノイ州マクドナウ郡には「シオタ」という街があることがわかります。
ウィキペディアによれば「ビッグシオタ」でも間違いではなさそうです。

一方、「サイオタ イリノイ」で検索するとどうでしょうか?

するとどうでしょう、驚くことに「サイオタ」が意味する日本語は四国・愛媛県の甲子園常連校、「済美高校のオタク」つまり「サイヲタ」だという結果が上位に来るではありませんか。

愛媛と言えば朝倉フェスの開催地、旧朝倉村をはじめとしてブルーグラスが盛んな土地柄として有名な場所。この結果にも影響を及ぼしているに違いありません。

これは「ビッグシオタ」優勢でしょうか。

ところで、英語版Wikipediaの「Sciota, Illinois」の項目には発音記号が記載されています。

この発音記号からすると、「サイオウダ」に近い発音になるでしょうか。また新たな選択肢が誕生しました。


では気を取り直して今度は地図上で「Sciota」を見てみましょう。

すると、なんと「シシオタ」と表記されているではありませんか!

さあ混沌としてまいりました。



※編集部では引き続きSciota情報をお待ちしております。